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【受験生必見】4月までの学習ノルマ

今日は、受験生のための4月までにやらなくてはいけないこと3選を書いていきます。

1.夢・志(人生の目標)を明確化

最初にやることは、自分が『大学に進学する目的』を明確化することです。高校生時代に夢や人生の目標を決定するのは非常に難しいですが、これが1年間の受験期間を息切れせずに受験勉強に取り組むための原動力となります。

なぜ、夢や目標がなくてはいけないのか。

第一に、大学へ行くのは目標にしてはいけません。なぜなら、大学は検定や資格ではなくて学校だからです。大学へ合格するのは、その大学で夢や目標を達成するために必要なスキルや知識を学ぶためです。大学合格つまり、大学進学は目的ではなく手段なのです。これを混同している人が多くいます。

二つ目に、勉強のモチベーションに頼らなくて良くなるからです。高校生はよく勉強できない理由に「モチベーションの無さ」を使います。
確かに、高校時代は心を揺さぶられるシーンや勉強より楽しく思えるイベントが日常で多くみられます。部活の緊張や恋愛や失恋などは極度の精神的疲労が生じるでしょう。また行事(学校祭、球技大会、見学旅行など)には多くの時間が費やされてしまいます。でも、これらは確かに全て、高校時代限定の淡い青春の思い出になる大切な時間です。
さて、ではこのような素晴らしい時間や経験を犠牲にして(恋愛禁止、行事不参加など)勉強だけをすればいいのか??
そんなわけないでしょう。『何人たりとも若者から青春を奪うことはできない』ので大人の僕がみんなの青春を制限することなんてできないです。そんな心配しなくても、部活も行事も恋愛も全部全力でやって、学力が高い高校生なんて珍しくありません。
では、そのような高校生は何が違うのか。ここで【夢・志】がどれだけ定まっているか。つまり解像度の差が出てきます。夢や目標が定まっていない人は、霧の中を彷徨っている状態です。自分がどの方向へ進んでいいのかわからず、何かしなきゃいけないと思いながらも一歩踏み出せないでいます。それに対して、夢や人生の目標が決まっている人は、自分の道がしっかりと見えています。あとは歩き出すだけで、歩き出したら今まで知らなかった景色が見えてきてさらに進むのが楽しくなっていきます。
確かに、夢が決まっている人にも努力をする気になれない日はあるでしょう。しかし、そんな日は思い出すのです。自分はなんでその夢を追っているのか。例えば、『自分のおじいちゃんの癌を治したいから、誰よりも癌治療に精通した医者になりたい』、『不登校だった自分は普通の学校で勉強ができなかったから、そんな学校に行けなくなってしまった(不登校の)子供達に安心して教育を受けてもらえるような特別な学校を作る』など。
このように、自分の経験からくる明確な人生の達成目標を設定しておくと、今やるべきことも明確になって『やらねばならない』むしろ『早くやりたい』状態になります。これがモチベーションに左右されずに今やるべきことに全力になれる唯一の方法です!

夢とは、人生のコンパスです。自分のやるべきこと、進むべき方向を指し示してくれる羅針盤です。しかし、この夢というものは急いで決める必要はありません。自分がやりたいこと、やりたくないこと、好きなこと、嫌いなことなどを思い起こし、自分を深く知ることで初めて芽生えたり、経験を積んでいく中でこれだというものが見つかったりするものです。

2.学習習慣の確立

さて、いよいよ受験の話です。
令和3年度の大学入試共通テストは2022年1月15・16日にあります。つまりあと285日(4月5日現在)で受験です。
まずは、試験当日までのスケジュールを確認しましょう。

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ぜひ、この画像は保存して拡大コピーして家に貼っておいて欲しいのです。笑

○4月〜7月(怒涛の行事祭り) >何も意識しないと陥るリア充ルート(大学受験的には【絶望】ルート)

4月〜7月は前半パートです。この期間は、行事ごとが集中しています。

4月は、クラス替えがあり、入学式・対面式に始り、部活動紹介などの1年生の部活勧誘の準備、高体連に向けて部活動のハード化など。

5月は、いよいよ高体連!毎週末は練習試合やリーグ戦などの試合が入り、部活のオフはほぼない状態になってきます。また、最後の大会に向けて熱が入るため勉強には身が入りづらい空気が学校全体に充満します。先生ですら、勉強より部活の参加を強制してくるかもしれません。

6月は、上旬に定期考査があります。受験に内申を使う人は本気で取り組まなれければいけません。しかし、定期考査は受験科目以外の教科も勉強しなければいけないため無駄が多くなりがちなので注意です。下旬には学校祭準備が入ってきて、3年生は特に最後の学校祭なので準備に力が入り、これもまた、学校祭準備をしないで自分の受験勉強ばかりやっている人を毛無駄がるような空気が学校中に蔓延しがちです。

7月は、学校祭があります。学校祭が終わったらすぐに夏休みに入ります。ちなみに学校祭以降は基本学校行事はありません。ようやくここで『VS.忙しさ』パートは終了です。しかし、夏休み以前に学習習慣がついていないとせっかくの夏休みがただの休憩時間になってしまい、その後は絶望でしょう。

◎意識すること

▶︎学習習慣の確立
>これに尽きる。。。。。。

週に30時間を目標にしましょう。
>30時間(平日3時間×5日=15時間、土日7.5時間×2日=15時間)

どんなに辛くてもこれを続けましょう。そうしないと逆転合格の道は見えてきません。

ではなぜ、この学習習慣をつけなければいけないのか。
狙いは『夏休みを最大限活用する』ことです。夏休みは約25日をフリーで与えてくれる最強の期間です。しかも、後述しますが、夏休み後には模試Rush!が待ち構えています。つまり、模試Rush!を最高に活用するためには、模試を受けるための基礎基本の知識を叩き込み、模試で『習ってない範囲』『習ったけどすっかり忘れている範囲』をゼロにすることが必要なのです。これを最後にできる期間が【夏休み】!!!

でも!夏休みは25日もフリーなのです。怠けてしまいがち・・・。ていうか、いきなり毎日10時間勉強して!って言われてもできないんです!集中力は飛躍的に上がったりしません、だからここまでに1日12時間やってもぶっ倒れないくらいの体力を毎日コツコツとつけて行って欲しいのです。

○8月〜11月(模試Rush!)>何もしないと、せっかくの模試がただの睡眠時間に・・・

夏休みも終わり、8月中旬から11月末にかけては、大体10〜12本くらいの模試があります。つまり2週に一回以上模試があるわけです。
もちろん、模試を受けたら『解き直し』をするわけですが、模試が全くできなくて得点率30%だった人は模試の70%を解き直ししないといけないわけですよね?国語80分、英語80分+30分、数学ⅠA70分、数学ⅡB60分、これだけ受験するのに5.5時間かかり、この70%の内容を解き直すとなるとほぼ同じ分だけ時間をかけることになりそうですね。解き直しが終わったと思ったら、次の模試が来ている・・・そんな模試Rushです。で、解き直しをしただけじゃ次の模試もほぼ同じ結果になりますよね。本当は、解き直しをして、その内容をさらに自分で同じような問題を問題集から見つけて復習することで弱点を埋めていって失点を少なくすることで得点上昇を狙うっていう作戦を取りたいんだけど、得点率が低すぎつと、復習範囲が大きすぎてとてもじゃないが網羅出来ないっていうのが問題です。

これからわかることは、模試Rushの前に、基礎基本の徹底をして、模試を受ける資格を得ることです。

○12月〜1月 (模試はもう終わり!自分で過去問バトル)>あと50日くらいから精神が崩壊してくる

11月の下旬に模試が終わります。
模試を受ける目的は、自分の実力を測って次の学習に生かすことです。
それがない。パニックでしょう。そんな人のための過去問なのですが、落とし穴があって、過去問を何も考えずやっても結果は良くなりません。何が悪いかというと、基礎基本の徹底が終わってないのに模試を受けても成績が良くならないように、基礎基本の徹底が終わってないのに過去問をやっても時間の無駄です。

このジレンマ、わかりますかね?もしこの時期まで苦手科目の基礎基本が完璧に出来なかったら、焦らず、迷わずに基礎基本を音速で再構築してください。
そうしなければ、成績は伸びません。

3.基礎基本の徹底

では、受験までのビジョンが少しはイメージできたかと思うので、絶対やらなければならない4月までのノルマについて話していきます。心して聞いてください。そして、僕のことを信じて実践してください。確実に僕のいう通りにやってくれれば、今の自分と春休み明けの新3年生になった自分が全くの別人になります。それくらい変わるので、ぜひやってみてください。

優先順位順に!
①英単語帳1冊を完璧にする!→英単語帳は1800語以上のもの(ターゲット1900、システム英単語、英単語1800)
②古文単語帳1冊を完璧にする!
③現代文のレベル1の問題集を1冊じっくりと解く!
④数学チャートⅠA・ⅡBをどちらかでいいから1周する!
⑤やっておきたい英語長文300を1冊終わらせる!
⑥速読英熟語を1日1長文以上よむ!(1日30分)
⑦古文レベル1問題集に手をつける(問題集買う)
⑧漢文の参考書を1冊終わらせる!
必須項目は、①〜④になります。この順番でやってください。

①英単語帳1冊を完璧にする!は、やり方があって、まずはザッと一周読みます。一語に対しての所要時間は3秒。英単語をみて発音し、その日本語(赤字だけ)を目で追う。→次の単語、というのを100個区切りでやっていってください。
大体1800〜2000語の英単語帳が多いので、単純計算だとぶっ続けでやって3秒×2000語=6000秒=100分で英単語帳は一周できます。しかし、もちろんこのスピードで1周したくらいでは覚えきれません。だから、毎日やるのです。毎日このスピードで1周すれば、2週間で英単語帳を14周もできます。
でも、この方法では、一気に2000語も処理しなくてはいけないので効率が悪そうです。だから、100語区切りでやってください。100語だと1周するのにかかる時間は、100語×3秒=300秒=5分。5分なら集中できそうですね。
このスピードで同じセクションを3〜5周しましょう。すると、もう絶対忘れない単語と、なぜか覚えづらい苦手な単語に分かれてきます。苦手な単語がわかったらマーキングをつけておきましょう。試験前の要確認リストに登録です。
100個ごとに分けて5周するやり方でも一つのセクションごとに30分程度しかかかりません。なので2000語なら、10時間で終わりますね。1日3時間くらい英単語に費やすとしたら、三日ほどで終わってしまいます。英単語帳を2週間やり続けて英語長文を読んだら、今まで読めなかった英語長文が読めるようになっていて感動しますよ。
あと、これが終わった後も何周もしていくんですが、周回スピードが回をこなすにつれてすごく早くなっていきます。効率が上がっていくんです。だから、ここで苦労しておいて、受験まで毎日続けると英語は飛躍的に伸びます。僕を信じて春休みは英単語に捧げてください。

④数学チャートも高速で終わらせます!
まず、チャート式は『読み物』です。頭ごなしに解き始めてはいけません。チャートは辞書のように使うのがムダのない使い方です。
チャートは例題だけやってください。4例題を読んで理解します。読み終わったら、30分違う勉強をします。30分後、先ほど読んだ問題を何も見ずに解きます。解けたらOK、解けなかったら付箋をつけて解説を熟読し、どこまでがわかっていて、どこで躓いたのかをメモしておきます。これの繰り返しです。ⅠAもⅡBも300例題くらい入っているので、1日4例題をやると単純計算、終わるのは75日後。つまり6月中旬です。余裕で夏休み前にチャートが1周できているわけです。2周目は間違ったところだけ同じやり方で確認していきます。これは全部ではないので75日もかからないでしょう。実際夏休み前に2周目も終わるはずです。毎日4例題やるだけで数学の基礎基本は完璧になるでしょう。

ちょっと長くなり過ぎたので、他は割愛します。


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