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「〇〇大学に合格しました!」

「〇〇大学に合格しました」
〝ライン〟の文字がはねているように感じた。

私は小中学生を中心とした卓球クラブを運営していて、
彼女、N條結子は小6から中3まで練習に来ていた。

中学では地区で最高がベスト4。
飛びぬけて強いというほどではなかったが、
とにかく卓球が好きで、まじめにほとんど休みなく
取り組んでいた。

高校受験は進学校を合格できなかった。
そして特待生でもなく全国大会常連の私立高の卓球部に
入部した。

彼女にとってのいろいろなハードル、壁、人間関係などの
悩みはあったそうだが、めげずに乗り越えレギュラーの座
も勝ち取った。

県運動公園体育館

           *
昨日の練習に久しぶりにきて後輩に指導してくれ、
後からご両親も来てくれた。

お母さんが話すことには、
「結子は高校入学時から国立大学に入ると言い続け、
そこに向かって決して諦めることなく頑張っていました」

部活においても、請われてきた選手が多い中、諦めずに
頑張り通し、勉学の目標も達成したことに賛辞を贈りたい。

そして彼女は大学卒業後の進路目標を明確に決めていた。
きっと達成するに違いない。陰ながらエールを送る。

           *

「随所に主となれば、立処みな真なり」
臨済宗の開祖・臨済義玄禅師
の言葉がある。
意味はどんなところにあっても、「いま」「ここ」で
できることを一生懸命にやれば、自分が主人公になって
生きられるということ。

〝主人公〟は他人や飛び交う情報に惑わされず、しっかりと
一定方向を見据えている

「心の置き所」を定め「いま」できることに集中すれば
誰もが〝主人公〟

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