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#166 予防医療のPreMedicaが提供する腸内細菌解析サービス。

毎日夜19:30に更新中!腸内細菌相談室。
現役の研究者である鈴木大輔が、腸内細菌にまつわるエピソードをお届けしております🦠

今回のエピソードでは、予防医療事業や研究開発事業を手掛ける株式会社PreMedica(プリメディカ)が提供する腸内細菌解析サービス、Flora Scan®のお話をします。フローラスキャンを使用することで、腸内フローラのタイプや、生活習慣病、疾患患者の腸内細菌叢との類似性、注目の有用菌や要注意菌などのレポートを受け取ることができます。今週最後にご紹介するプリメディカについて、まずは事業概要をお話した上でフローラスキャンのお話をしていきます!

注意として、室長はプリメディカが公開している情報を元にお話をすることを、予めご了承ください。サービス利用の感想などは含まれておりません。詳しい情報は、プリメディカホームページに掲載されています。

このお話は、聴いて楽しむポッドキャストでも公開しております!ぜひ遊びに来てください!

予防医療のプリメディカ

2010年7月9日に設立された株式会社プリメディカは、予防医療事業や最先端医療技術の研究開発を行う会社で、ノーリツ鋼機株式会社の子会社です。ノーリツ鋼機株式会社の事業は、音響機器関連事業や部品・材料事業ということで、かなり異なる分野で活躍する会社です。

予防医療の事業概要としては、全身から各部位に着目した検査サービスを展開しており、例えば軽度認知症の早期発見を血液検査から行うMCIプラス、アルツハイマー型認知症発症リスクの検査であるProdrome-AD、消化器がんの血液検査であるマイクロアレイ血液検査、すい臓がん発症リスクの検査を行うProdrome-PAC、大腸がんの発症リスク検査であるProdrome-CRC、健康年齢®レポートなどを提供しています。

続いて、腸内細菌叢の解析サービスであるフローラスキャンについてです。

フローラスキャンで分かること

フローラスキャンは、京都府立医科大学と摂南大学、プリメディカの共同研究によって得られた成果を元にした製品です。フローラスキャンで得られるレポートとしては、腸内フローラのタイプ、生活習慣病、疾患患者の腸内細菌叢との類似性、注目の有用菌や要注意菌、腸内フローラのバランス、腸内環境の変化です。

お通じやお腹の調子に不安がある方や食生活の乱れが気になる方などを対象にフローラスキャンは販売されています。購入は、医療機関またはWEBで購入することが可能です。採便方法は、#161で紹介している通りで、検体返送後約4週間前後で結果をWEB上で確認することができます。

フローラスキャンを扱う医療機関は全国に70施設あります。医療機関にて受診後にキットを購入し、会員登録を行うというのが一連の流れになります。Web上で購入する場合の価格は税込み22000円とのことです。

2023年1月26日には、フローラスキャンがBenefit oneの提供する福利厚生サービスと提携しました。Benefit oneに加入していれば、フローラスキャンの検査を15000円で受けることができます。

福利厚生サービスから腸内細菌の解析がお得に行えるようになったのは、時代の流れを感じます。読者やリスナーの皆様の会社も、ベネフィット・ステーションに加入していれば、お得に腸内細菌の検査ができます。

以上、予防医療のプリメディカが手掛ける、腸内細菌の解析サービス、"フローラスキャン"についてのまとめでした!

明日は、今週お話してきた腸内細菌の解析サービスについてまとめるとともに、一味違う来週のテーマのお知らせをします!

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本日も一日、お疲れさまでした。

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