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スバル・サンバートラックにおける発電不良問題についての考察(1)

サンバーの「謎」バッテリー上がりで緊急停車

私の車輌はGD-TT1サンバーだ。走行距離は12万3000kmほど、他のサンバードライバーに比べたら赤ちゃんレベル

とても不思議な現象が発生している。
GD-TT1のサンバーを修理して、やっと車検を取得して約1週間。いや、症状でいったら車検時からあったのかもしれない……。
〈初期症状〉
車検時に、バッテリーが上がる症状が発生し、新品バッテリーへ交換し無事に車検は完了。しかし、ヘッドライト長時間だと調子がイマイチだった。
〈ヤバかったこと〉
治ったと思って、約150kmほどドライブに行くが、夜のヘッドライト点灯と共に120kmほど走行したら急にエンジンがストール。バッテリーが死んだのか、メーター表示も短絡してしまっていた。(国道を走行中だったので、死ぬかと思った……)知人に救助してもらい、バッテリー電圧計測すると3V以下……。これはオルタ死亡?と思いつつ、バッテリーを充電&予備を借りて帰宅。
〈いまここ〉
何が車体に発生しているのかを、時系列と共に整理してみた。
【メインで発生していること】
1)メーター表示中のガソリン、水温のゲージが動かない
2)謎のバッテリー上がりの際にバッテリーランプではなくパワステのランプが点灯する
3)そもそも新品のバッテリーなのだが、一切充電されていない
4)オルタネーターのアイドリング時の発電は「ほぼ0V」
こんなことが入手時から発生している。
バッテリーが新品であればエンジンは快調(当然)なのだが、V数が落ちれば必然、火花のちからに影響されパワーもなくなる。そのせいで、パワステも電動パワステのため電力不足で使えなくなるといったところ。

サンバー関連のサイトで解決した事例を試す

さて、もう諦めて廃車にでもしたろかな!? と思うくらいイライラしていたのだが、冷静になんでこんな状況になったのかをまず考えてみた。車輌を譲ってもらった際には、静岡県から群馬県の下道を延々350km以上走っても問題なかった。で、あまりにもヤニ臭いし、シートも破けているなどあったので運転席エリアを含め、すべて洗うことにしたのだ。
今、思えばそんなことしなくてよかった……と後悔しかない。

これが当時の空っぽ現場だ

他の部分で分解したりする箇所はほぼない。ということは、ケーブルに依存してる可能性が高いとも言える。
この時点で整備マニュアルを入手しておけばイイというのはその通り!!水洗しているし、ショートしている可能性があるというのならば、テスターで通線チェックを含めて対応をすすめよう。

いまさら、オルタネーターを交換してみる

ちゃんとしてる会社っぽいリビルドのARDの物へ交換する

ARDというリビルドオルタネーターの会社から購入した物を装着してみた。
そこで、電圧をチェックしてみると、バッテリーと同じ電圧を示している。
バッテリー12.33Vのときオルタ側12.3V
もう、発電どころか電圧降下してるじゃん……不良品かよ!!!とキレる。
ちなみに交換前の装着されていたもので同様に計測している。
バッテリー12.83Vのときオルタ側11.48V
アースの違いなのかもしれないが、より低い値を示していた。
なので、今回、これがオルタネーターのせいなのか、決着をつけるために2つヤフオクを使って購入した中古を装着してみた。
〈結果〉
中古1
バッテリー12.33Vに対してオルタ側11.97V

もはやこれでいいんじゃね?と思わせるの図中古1

中古2
バッテリー12.23Vに対してオルタ側11.85V

中古2でもう嫌になる。。。。はよ14Vくらいの姿をみたい

これで起動からライト点灯させるものなら、すべてバッテリーの電力を使う構造になるので、オルタの能力はただのベルト抵抗のカタマリだ。
ちなみにユーザーのみなさん気になる電極関連についてだが、オリジナルの+端子については、青錆と電極面の腐食がひどいので、ブチ取りました。アースの方も今回、エーモンの15sqのケーブルに交換もしておいた。

もうネガ潰しじゃ!!!

交換したものは、エーモンのDタイプで、ネジ止め式を選択。もちろんオルタネーター近辺の通電確認と電極を磨きました。ちなみにサンバーの純正アースはケーブルを集合してボディにナットで固定するタイプなのは周知かと思いますので、フロント側とリヤ側も磨いてある。

きれいに交換したった

この状況でも、まったく変化がない!ということは、
1)レギュレーターの購入運がないため、もう諦める
2)レギュレーター側への発電電力の制御ができない
3)レギュレーターの発電する回転数まで達していない
上記の選択肢がでてきた。
3)に至ってはアクセルを回してみたが変化なし、ベルトの張りも確認したが、基準値の張りなので問題なかった。ということは、もう2)の回答であってほしい。

次回に向けた確認関連

もう、制御側が悪さしているなら、この3つの配線が悪いのでは?

さーて、もう脳の血管が浮き出るくらいのプンスカ状態なので、カプラーの通電をチェック。今回はこれ以上のことはやめて、次回の修理に向けての布石をまいておきます。
まず、写真のような3本線の断線しているのか調べます。
左の赤白線、中央の白青線、右の白緑線
この3本がECU側にきていると思い、導通チェック。
さて、こっからは次回、調べるネタなので、違うかもしれないです。
一応、ECUのカプラー側と同色で導通が確認できたのは右の白緑線だけ!!
ECU側のカプラーに赤白線と青白線があることから、このケーブルが断線、もしくはショートし、発電関連の制御ができない可能性がある?
なので、次回は回路図を使って調査を進め、あろうことなら、これ以上費用をかけずに、修理ができればと思います。

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