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goodbye yellow brick road

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見ての通りエルトンジョンの

アルバムジャケットのオマージュである

物心ついた頃から絵を描いてるが

絵を描くには、センス力、技術力を最大にいかし

すごい絵を描かないといけない

アートとは非凡な何かを表現するものだと

いつの間にかそう思うようになっていた

独学で身につけた自分のちっぽけな技術や

平凡なセンス、

自信がなくて本気で絵を描くのが怖くなっていた

だから手抜きでしか絵を描かなくなった

本気で描いて、自分の実力が

『こんなもんだよ』と実感するのが

受け入れたくないからだ

そう思うようになってから

めっきり絵を描かなくなった

10年くらい経った今

好きなものを、描きたいものを

愛するものを描けばいいんだと

思えるようになった

ヘタクソでも普通の絵でも

ただ自分が愛するものを描くだけでいいんだ

オマージュをこんな堂々と描いたのは初めてだった

だけど今までの絵の中で中々の傑作になったと思う

それにこの絵を描くに当たって

オリジナルの絵を深掘りすることができて

なおさらオリジナルの絵の素晴らしさに気づいた

エルトンジョンのgoodbye yellow brick road

という曲をよく表現していて

まずはエルトンは絵の中に入ろうとしてるのか

絵の中から出てきて降りているのか

曲の歌詞からするときっと降りているのであろう

それなら前向きではなく、

後ろ向きで降りているあたりが

曲を良く表現しているなと感心した

そして黄昏のレンガ道は

輝く出世街道は紙に描かれただけの

ボロボロになったポスター

人はみなそれを求めて犠牲にしているものがある



今回の絵はほぼ模写みたいなもんだが

私なりにこの絵に対する思いや

描いた絵に対する思いがハッキリしている

そしてこの絵を受け取って

純粋に喜んでくれる笑顔がある

そうか、こんな風に思いが繋がっていくんだ

そう思った


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9月のカレンダーになりました✨


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