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一汁一菜ってどういうことかもっとよく知りたくて

土井善治さんの一汁一菜の考え方をより深く知るために、2冊本を読みました。

読んだ本2冊

色々なお味噌汁について。つくり方もかいてある。

1冊目 「お味噌汁知る。」
土井善治さんと娘の光さんの2人の共著となっています。レシピも書いてあるのですが、その間に差し挟まっている 2人のエッセイがとても心に響きました。

一汁一菜に行ったった経緯が書かれている。文化について知れて面白い。

2冊目「一汁一菜でよいという提案」
なぜ一汁一菜という考え方にたどり着いたのかを、 日本人の食文化や 美意識、 今の現代に必要なものを考える視点から 綴られていてとても勉強になりました。

印象的だったのは差し挟まれている お味噌汁の写真が必ずしも レシピ本に載っているような綺麗なものではなく、 我が家の日常でも食べられているような普通の ありきたりなお味噌汁が 掲載されてたことです。 「うちの味噌汁、このままでいいんだ」となんだか安心感がありました。 これらの写真を見ていると我が家で作っている普通のお味噌汁がとても大事なんだな っていうことに気づきました。

我が家の一汁一菜レポ

早速 我が家も3日目ですが 一汁一菜 生活を進めています。
気をつけているのは お味噌汁の具に 固定概念を持ち込まず、 冷蔵庫にあるものをできるだけたくさん入れるということ。パプリカが残っていたので入れたのですが、甘みが出ておいしかったです。

パンの時も味噌汁と一緒に

そしてご飯をいつもより少し多めにお茶碗に盛るということを気をつけています。 ご飯とお味噌汁がメインなので、ご飯が美味しく食べられるように黒豆を入れて炊いたり、 古代米を入れて炊いたりして満足感を出しています。

また我が家にあったお客様用の茶碗を入れる容器の蓋をお盆として使って、1人用のお膳を整えることを試してみると、急に 場が改まったようになり、心が満たされる感じがありました。 茶道の茶事の時、 竹で作った結界が置いてありますが、 お盆がそのような役割をしているのでしょうか。日常の雑多なものから一線引き、この一食の食事が「私の体に染みわたるようにその場にいてくれる」ということに感謝をできる場が作られるようになりました。
家族3人でご飯を食べているのですが、私だけこのお盆を使って1人 ニヤニヤしながら毎食 楽しく食べています。

味噌汁に卵を入れて。サバの味噌煮で残った味噌と一緒に
黒豆ごはんは簡単で家族に人気
この写真は味噌汁はないですね。。夫が作ってくれたトマトカレーが味噌汁の位置にいる(笑)

好物の卵かけご飯。私の「これさえあれば!」メニューは卵かけご飯と味噌汁。

数日続けて気づいたこと


一汁一菜とはいえ、ご飯とお味噌汁だけで寂しい時は生卵を足してみたり 家族みんなで食べる時はお魚を焼いたり、お肉のそぼろを作ったりしてもう一品やはり 足してしまいます。 その心は、家族に健康でいてもらいたい、美味しいと言って食べる姿が見たいという純粋な気持ちからこの一品を足しているんだというとこに改めて気づきました。 義務で数品な揃えてるわけじゃない。 本当はご飯と味噌汁だけで良い。でもなんだか この一品を足すことで今日の食事が楽しくなったらいいな、美味しいと思ってくれたらいいな そんな願いを込めて簡単ですが 一品 足すことが多いです。

気持ちが変わるだけで、食にかかわる時間はとても充実したものになりますね。今までのほうが、いろんなもので、たぶん贅沢なものを食べていたと思うけど、なぜか満ち足りた感じなのは私の体が本当に喜んでいるからかもしれません。

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