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やっぱりアウトプットが大事な『インプット大全』樺沢紫苑

今回の読書での最大の気づきは、アウトプットを前提としたインプットで効率が上がること。アウトプットの場所にブログやSNSを使おうというところだ。
何をするときも、10秒でいいからこれをどんなふうにアウトプットできるのか考えてから始めることで、アンテナの立ち方が違うとのこと。早速、その影響でnoteを始めた(笑)noteに書くことを考えながら読書をするとおのずとメモを取ったり、マーカーを引くようになって、確かに漫然と読んでいた時より身になっている感じがある。


読書しながらメモを取る

あと、面白かったのは、インプットとアウトプットの割合は3:7という記述。詰め込み教育の影響からか、勉強する、学ぶ、成長するというのは、どうも外側からの知識や話を吸収することだと思っている節があったので、驚いた。読む聞くなどをインプットと定義されていたが、それらを書いたり、行動に移したり、ほかの人に教えたりアウトプットする中で本当の「学び」が深まるという説明にピンときた。

そして、アウトプットの場所としてブログやSNSを使うという考え方が私にとっては発見だった。今まで、SNSやブログについて考えていたことは、読んでもらうために書かなければいけない=>でもこれ以上インターネット上に私が情報を書いたところで何になるんだろう=>意味ないかもしれない、、、=>結局書かないという流れだった。でも、今回発見だったのは、あくまでも自分の学びの一環として、アウトプットさせてもらえる場所として書く、表現するという使い方でいいというところだ。この違いがうまく表現できているだろうか?読まれるために書くのか、書くために書くのかといった違いだ。

また、子育て世代としてこの本を読みながら見落とせないと思ったのは、東北大学の研究結果で、スマホの使用時間と成績についての記述だ。「勉強時間30分以下でスマホを使わない生徒」より、「勉強時間4時間以上でスマホを使う生徒」のほうが成績が低いという驚愕の結果がでたそう。成績の良しあしとかに物申したい気持ちは一度置いておいて、スマホの使用と学力(集中力とか記憶力と読み替えてもいい?)の関係について面白い研究だなと思った。

現在まだ2歳の息子は、家にテレビもないせいか、あまりそういったものを見る機会がないが、大きくなって自分で選択できるようになった時、こういった研究結果があることを親が知っていて、判断材料として差し出すことができたらよいのではないかと思った。

アウトプット大全も数年前に読んでいたが、正直あまり内容を覚えていないので、今のタイミングで読み返すとさらに理解が深まるかなと感じた。




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