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子どもの声を聴くってことを今やってみたらどうだろう?

ある方からの依頼で、NHK あさイチ の これってやりすぎ!?子供の教育の番組の文字おこしをすることになりました。 じっくり 番組を見る機会になってとても良かったです。

文字おこしをしての感想


今回は 文字起こしの目的は 番組の中で一体どんな子供の声が聞かれたのかということをお知りになりたい方に向けての文字起こし だったので、 私自身も 子供の声について意識しながらもう一度 番組を見直しました。いち 母として この番組を見た後の感想は「少し 責められている感じ」というか 「胸が苦しいような気持ち」が残ったまま終わることになりました。 何でそんな風に思ったのかなあと考えると 武田先生や高橋先生のおっしゃることはすごく勉強になったなと思うのですが、同時に番組の構成 自体が やはり どうしても大人の言いたいことを一方的に言っているような感じで、子供の声を聞こうよ という一番大事な 骨組みのところをとマッチしていない感じがありました。

例えば 細かいことですが、子どもの声が聞かれた後、キャラクターみたいなのが出てきて、「大人は幸せのためを思って言ってるんですけどね~」 とかそういう小さなコメントを差し挟んでくるあたりが、なんとなく もうこれ以上子どもが言えなくなってしまう気持ちにならないかな思ったからです。子ども側は親が自分のためを思って言っているが痛いほどわかってるから言いづらい立場にあるのに、追い打ちをかけるように言う必要があるのか?とか。

あとは 事例や 子供の声を聞いた後に、ゲストの人が自分のコメントを言うのですが、なんて言うか そういう感じのやり取り じゃなくて、 なんかみんなでその子がどうしてそんなことを言ったのかとかをじっくり考える時間、あるいは無言でもいいからその子の言ったことがどういう気持ちで言われたのかな とか、そういうことになんか思いをはせる暇がなくて、次から次に言葉がおりてくる感じが息苦しく感じました。

ここは、番組の切り取り方だとは思いますが、克服センパイという名前で実際にこのやりすぎ から抜けられたお母さんの例が出てきました。 そのお母さん達の取り上げられ方が、「大人が我慢して子どもが言っていることを聞く」 みたいなスタンスだったのもなんか違うのかな。 今は一方的に大人が言うことが多いので、もちろん その状態から見ると多少 我慢するべきという意見には賛成なのですが、どちらかが我慢するわけではなく、 どちらも対等に対応することが大事という風なことがミソ ではないかな?と思っていたので 、この 克服センパイたちの取り上げられ方、 切り取られ方がなんとなく違和感がありました。

子どもの声って聴けるとどきっとする

子供達の声が 番組の中に少しありましたがとっても大事なことを言っているなと思いました。 親の価値観でコントロールされているような気がすること。 他の兄弟たちとの関係で比べられてイライラすること。 そこまで言わなくてもいいんじゃないって思うこと。 小児科医の高橋先生の一言で「自分が幸せになることが先決。 自分が幸せな感覚を味わうために子どもを利用しないでほしい」 という一言が 私は胸に刺さりました。

親が子供を愛していて、できるだけ 何かをしてあげたいと思っているのは 多分 自然なことなんだけど、子供の方に重きを 大きすぎて自分自身の声を聞くとか、自分の人生をもっと良くするとか、自分の幸せのために力を注ぐことがないがしろになってるから、 こういうことが起こるのかな と思いました。自分を大事にするのがとっても大事だなと思います。 親になったとしても一緒に暮らしていたとしても、 押し付けたり 押し付けられたりするんじゃなくて、それぞれが相手を尊敬しながら幸せになっていくことを大事にしたらいいんじゃないということを思い出しました。

それを今ここで実践するとどうなる?

先週の日曜日、福岡は雨だったのですが 、朝から息子(そろそろ3歳)は自転車に乗りたいと言っています。雨が降ってるからね~ どうかなと言うと 「カッパを着ればいいんじゃない?」とか [「雨が止んだら行けるんじゃない?」とか色々言ってお家でお外を見ながら待っていました。 室内で遊べる 他の予定を入れようかな~と思ったのですか、 提案してみたところ「イヤ」と言われたので、お家で外の様子を見ながら待つことにしました。


天気予報は 午後から快方に向かう 予定。待ちきれず12時半頃から 小雨降る中公園へ行ってカッパ を着て、息子は大好きな三輪車を走らせていました。 「雨に当たったら風邪をひくから出ていってはだめ」というのは私の価値観なのかなと思いました。 でもそこで出て行きたいという息子をずぶ濡れにさせて外に出すのもなんとなく なあと思って、2人で昼過ぎまで待つことができました。 その日寝る前に息子が、「今日は公園に行ったのが楽しかった」と言いながら寝ていたのでいい日だったな と思います。 こんな風にちょっと数時間待てば 2人とも ハッピーでいられるような関係でいられたらとっても素敵。でももっと大きくなっていって、人生に関わることとか、お金に関わることを一緒に考えなければならなくなった時にやっぱり相手の話を聞いて自分の話も聞いてもらって、2人どっちも楽しくなるような回答を見つけられるのかな。

私は公園で遊ぶ息子を見ながら 紅梅の梅が咲いていて、春が来ていると感じました。
そして、最近は本当に運動不足なので公園に連れ出してくれて 一緒にいろいろ 散歩できたのは私の健康にとっても良かったな と思います。 息子は公園の坂を猛スピードで三輪車で駆け下りて行く 遊びが現在好きです。 見ている親は冷や 冷やするのですか、 しっかりハンドルを持って足もピンと伸ばして、 車輪で絡まらないように気をつけて遊んでいます。 満面の笑みで下り 降りていく息子を見ると まあいいかなと思えてくる 日曜日でした。









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