自治体のゴミ問題
実家には今、祖母と母の2人で暮らしています。
この夏久々に帰省しましたが、かつては水田だらけだった故郷も、随分と住宅が建てられにぎやかになりました。そんな中で、いくつか問題も起こるようになっているようです。
その一つがゴミ問題です。地元ではアパートも多く建てられるようになり人口が増える中で、お祭りや掃除といった様々な行事を担う町内会への参加者が少なくなり、町内会の重要な機能の一つであるゴミ捨てに問題を抱えるようになったのだとか。
私の実家のある地区は、約300の世帯がありますが、もはや町内会に加入しているのが10いくつかの世帯しかおらず、もはや少数派となっています。他方、その少ない人数で、地元のゴミ捨て場を維持管理しており、そこに町内会に加入していない世帯がタダ乗りしているという構図なのだそうです。
私自身も転勤族ですので、おそらくアパートに住んでいる人も、ゴミ捨て場のような最低限のインフラを使用するために、資金を拠出することはやむなしと考える人も少なくないとは思います。他方で町内会への加入が義務付けられ、催事や清掃に休日に駆り出されるのは御免というのは、心情としては理解できます。
そうであれば、最低限のゴミ捨てや街灯代金といったお金のみ徴収するようにすればいいのではないかと思いつつも、昔から住んでいる年寄りは、お祭りを存続させて欲しいといった要望をするものなので、なかなか誰もが納得するようなシステム作りに難儀しているとのことです。
今は東京の新宿で一人暮らしをしており実感はありませんが、地域に根差して生活するためには、そういったしがらみと一つ一つ付き合いながら生きていかなければならないのだなと、強く印象付けられました。
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