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taketakeshiki
【読書】月の満ち欠け
おはようございます。
今から新幹線。長旅の始まりです(笑)
本当は移動時間が長いならゆっくり本でも読みたいところですが。。
さて、今日はこちらの本をご紹介。
あらすじ
あたしは、月のように死んで、生まれ変わる――この七歳の娘が、いまは亡き我が子? いまは亡き妻? いまは亡き恋人? そうでないなら、はたしてこの子は何者なのか? 三人の男と一人の女の、三十余年におよぶ人生、その過ぎし日々が交錯し、幾重にも織り込まれてゆく、この数奇なる愛の軌跡。プロフェッショナルの仕事であると選考委員たちを唸らせた第一五七回直木賞受賞作、待望の文庫化。(特別寄稿:伊坂幸太郎)
所感&一途な愛って?
映画化されると言うことで手に取ってみました。佐藤正午さんは初読み作家さんでしたが、この本で直木賞受賞されてるんですね!157回だと2017年上半期なんですって。
文章は柔らかく、難解な感じではなかったので、スラスラ読み進めることが出来ました。過去と現在を行ったり来たりしながらストーリーが進むため、この人は誰なんだろうか?これからどうなっていくのか?というミステリー要素もあり、ページを捲る手が止まりませんでした。
一途な愛って何なんでしょうね?
転生してまでその人に会いたい!しかも相手は自分と違う年齢でもいいだなんて。
この本の中では生まれ変わりを信じている人と信じていない人、疑心暗鬼になっている人、などいろんな心情が描かれています。
私だったらどう思うかな、母として娘にこんな事言われたらどうするかな。など、想像しながら読むと尚ドキドキです…私ならちょっと信じられないかも…。
本を読み終わってから映画の予告を見ると、あーこの人がこの役なんだ!と、新鮮な気持ちで振り返ることが出来ました。映画も気になるなー。ちょっと見にいきたい!
気になる方はぜひ読んでみてください(^^)
余談ですが、岩波文庫的、ってなんなんでしょうね?不思議!でもなんか素敵!
気になって調べてみると、この本しかないようです。パロディ装丁なんだ!
なんか粋な感じしますね。
私は解説の伊坂幸太郎の文章も好き♡
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