見出し画像

やはり期待を裏切らない柚木麻子

noteを始めて早10ヶ月。
サボってる月もあったものの、何とか続けてこれている。
記事を書いていると、はーもっとうまく書けるようになりたいなぁ。と思い、最近は専らエッセイを読んでいる日々。

面白すぎて全然参考にはならない朝井リョウのエッセイを読んでいると、ちょいちょい登場する柚木麻子。

この本では同じ担当の税理士さんに替え歌を披露。文庫本も出てるけど、ぜひこの素敵な装丁の単行本を手に取って欲しい。

こちらが私の今のトイレ本なのだが、ここにも柚木麻子さん登場。こんな面白い人のエッセイを読んでみたい!と思って探したら、最近出版されたばかり!これは読まねば!と思い即ポチ。気づけば朝井リョウさんのエッセイそっちのけで読んでいた(朝井リョウさんごめんなさい)。

このエッセイもまた、公開の日記帳だ。前向きで後ろ向きで、頑張り屋で怠け者で、かしこく浅はか、独特な人物の日々の記録だ(前書きより)――はじめての育児に奮闘し、新しい食べ物に出会い、友人を招いたり、出かけたり――。そんな日々はコロナによって一転、自粛生活に。閉じこもる中で徐々に気が付く、世の中の理不尽や分断。それぞれの立場でNOを言っていくことの大切さ、声を上げることで確実に変わっていく、世の中の空気。食と料理を通して、2018年から2022年の4年間を記録した、人気作家・柚木麻子のエッセイ集。各章終わりには書下ろしエッセイも収載。
Amazonあらすじ

最初の落ち着いたトーンに、あれ?思ってた感じと違うのかな?と思いつつ、やはり朝井リョウとあんなことをする人だ、という雰囲気が出てきて読みながら心が躍る。でも、それだけではなく、母親として子どもを育てていく苦悩、途中からコロナもあり大変な自粛生活へ突入。ただの面白い人、だけではなく、いろいろな側面をもつ人だと言うことが感じられた。

子育てにすごく一生懸命な部分と、もうダメだーという諦めの境地の差が激しいのも面白いけどすごく共感するし、何ならレギュラーオープンハウスシステムを早速導入したいとさえ思っている。

日頃考えていることや鬱憤を吐き出すために女同士持ち回りで自宅を開放、その日一日はゆるく出入り可能とする、家主は掃除と飲み物を冷やしておくくらいの負担で、食べ物はみんなが持ち寄る、一度曜日を固定してしまえば、何年先でも予定の見直しが立つ、万が一誰も来なかったとしても家主は普段の暮らしを保てばいいから何も損はない、というものである。
p29

あぁ、もっと魅力を伝えたいのに私の語彙力!!とりあえずどハマりしたと言うことをお伝えしたい。

またおどろきなのが、この本のタイトルの意味にもなっている本「聡明な女は料理がうまい」という桐島洋子さんのエッセイ。これはインスタの読書クラブである月の課題図書になっていて、我が家に積読本としてあるのだ!勝手に運命を感じてる(そして未だ読んでない…)

柚木麻子様、まだ著書を読めていなくすみません。この機会に読んでみようと思います。
朝井リョウみたいに、エッセイとのギャップにびっくりしちゃうかな。でも、エッセイでこんなに声を上げて発信してくださる方の著書はとても気になります。

ちなみに、noteでこの連載も読めるんですよ。気になった方はぜひ読んで見てくださいね。(勝手に宣伝w)

とりあえずトイレ本は朝井リョウのエッセイに戻ろうかな。でも桐島洋子さんの本も気になるしな。はー悩ましい。

ちなみにトイレ本って?と思われた方はこちらの記事をどうぞ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?