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瑶子さまの宮内記者会への手紙【痛切なまでに率直】

かねてより病気の後遺症とみられる感音性難聴を患う瑶子さま(三笠宮家)が6月22日、宮内記者会宛の書簡(6月20日付)を公表した。
3月25日に埼玉県入間市で行われた聴覚機能の衰えに関する講演会における挨拶で自身の感音性難聴を説明したことで後日ある会社から取材の申し入れがあり、それに対する返書という趣旨でしたためたもの。
書簡の件は同日中にニュースで報じられたが、内容に関しては1、2行の言及だけなので公表画像から読み取れた範囲でここに全体像を御紹介する。
表記は原文に従い、一部筆者で説明を加えた。
文字が判読できなかったり、隠れている部分についてはその旨を明記した。

宮内記者会の皆様でご共有下さい。
このたびは、私のような者に、取材だなんて、ありがとうございました。
私が、NPO法人JUSDA(日本ユニバーサル・サウンドデザイン協会)の名誉総裁に就任することになりましたのは、数年前より現場の状況を知りたいと理事長(中石真一路氏)にお話をし、私的に様々な場所に伺わせて頂いておりました。その中で、理事長より名誉総裁のお話を頂き、今まで通り私的にお邪魔させて頂いていても良いと思っていましたが、世の中の方に知って頂けるチャンスとして、私が名誉総裁になる事が良い方向に変わるのであれば!ということでお引き受けをしました。名誉総裁とならずとも、JUSDAの活動には携わっていくつもりでした。より深く?お知りになりたいということであれば、理事長に直接伺って頂けると幸いです。
感音性難聴があることは、今回の入間市の訪問で明らかにしたわけではありません。私は障害者福祉を主として、公務の活動をしており、その場に応じて必要であれば、お話をさせて頂いておりました。今回なぜか大きく?取りあげられてしまいましたが、様々な方と出会う場がありますので、「瑶子」という人間を知って頂く上で、私が発した言葉に、説得力が必要な場合は特に、プライベートな事柄であっても、お話することはあります。
障害者福祉活動は、まだまだ閉鎖的な所がありますし、心でぶつかっていかないと納得や理解は得られない所だと経験上思っています。ですので、皆さんがご存じ(封筒の陰)思います。
感音性難聴になったのは、メニエール病を患ったことから気付いたように記憶しています。このままでは聴力を失うとその際、医師に言われましたが、人の目を気にし過ぎて、治療をせず今に至っています。
(封筒の陰)も成人になった時以外、内廷外皇族はするものではないと、父に教わった(封筒の陰)として持っておりませんでした。成人皇族になって公務や活動において、(封筒の陰)父が言葉を考えてくれましたが、それ以降は自分自身の言葉以外でお話(封筒の陰)。
調べてほしいとは思いませんが、色々な場所で話をさせて頂いたり、文章を書かせて頂いているんですよ?(笑)分からない分野であっても、自分の言葉で話さないと相手に失礼だとは思いませんか?私は、お飾りにはなりたくないので、分からない分野でも自分の言葉で、聞いて頂いている皆さんに一行でも一言でも「あの人が、こう言っていた」と記憶に残るようなお話が出来たら良いなと思っています。
生前父が一番力を入れていた障害者福祉活動は、9割は私が引き継いでおります。「まず父であったら、どう思うか?どう今しているか?」などを頭と心で考えて、(封筒の陰)や体験や想いをプラスしてお話をさせて頂いています。
公務の活動というのは、自分がやりたいからするというよりも、依頼を受けてするものなので、依頼をして頂ければ、私に出来ることであれば、何でもさせて頂く!というつもりで毎回臨んでいます。
※今回一社だけインタビューをお受けするというのは、おかしなことですのでお受けしませんでしたが、質問案を拝見して、間違って受け取られてしまっているのだなと思いましたので、であれば、この機会に宮内記者会の皆様の共通認識として持って頂きたいと思い、お手紙を書きました。
正式にお受け出来なくて、申し訳ありません。

瑶子
2022.6.20

読者の皆様はどのように受けとめられるだろうか。
筆者個人は父君譲りの屈託のない語り口の陰に波打つ葛藤、孤独とそれでもなお皇族として歩み続けるために大切にしている「真摯さ」を感じた。
瑶子さまに幸多かれ。

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