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「ぽきぃぃん。」

スレイヤーズ、アニメしか見てないって人は原作をぜひ!
いつも言っているわたしですが、本当に、原作は第二部からが熱いので(第一部がいいのはあたりまえ)、本当によろしくお願いします。

てなわけで、スレイヤーズ本編第二部の1冊目にあたるこちら、『ベゼルドの妖剣』。

いやそれにしても、書き出しひどいな?

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神坂一著 『ベゼルドの妖剣』(KADOKAWA、2008)

アニメおよび第一部のような、アメリア、ゼルといったわかりやすい仲間(いうてゼルに関しては原作はやや仲間感低い)にかわって、第二部の準レギュラーは目つきの悪いルークとクールな美人ミリーナの二人組です。
アメリア・ゼルとはちょっと大人だぞ、というのがミソかなあと思います。
印象としては、ガウリイくらいの年齢かな。
リナよりは年上でしょう、間違いなく。

第二部はほんと最高なんですが、出版から20年近くの時を経て、ルークとミリーナにCVがついたのが熱いですよね(「ファンタジア・リビルド」という期間限定ソシャゲ。わたしはルクミリに辿り着く前に挫折した)。
ルークが高木渉さん、ミリーナが沢城みゆきさんですよ!!
パーペキ。
容易に声が想像できる。
最高。
もうアニメ化待ったなしじゃん?
やろうよ第二部、原作準拠で。

物語としては、8巻(第一部)のラストで光の剣を失ったガウリイに、新しい剣を探すということで、「魔法剣」の噂を求めていくうちに、「妖剣」の噂と、それをめぐる怪しい一団、鍵を握る少女シェーラ、そしてルークとミリーナと、団子状態の戦いを繰り広げるわけですが。

超々一流の剣技を持つガウリイが、対魔族戦で無力、というのがポイントよな。
やっぱり光の剣は強かった。
でも戦力にならないことはともかく、ガウリイが光の剣にこだわらないのは、外伝を読むと「だよね」しかならんのが最高にいい。
第二部がはじまってから、だんだんとリナから見るガウリイと、読者が察するガウリイにかなりの差が生じてきている気がするのは、こちらが読み込み型オタクなだけではないはずなんだ……
リナには見えない、ガウリイなりの内面の変化があるんだ……
第二部のガウリイ、まじで熱いですわ。

そんなわけで、アニメ勢は第二部読んでください。
そして角川は全力でアニメ化してください。

よろしくお願いします。


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