最速さかさか歩き【カミーノへ行こう:本編その22】
本日の歩行:26.8キロ、5時間55分
今日も朝6時ごろに出発。
今日の道のりも車道沿い、しかも昨日までの雨で歩道はグチャっているだろうということで、車道を歩く。
車なし最高。
今日は雨は降らず曇りだったので、雨が降る前に歩かねば!
と勢いをつける。
そして気づいたんだけど、お腹から脚を出すようにして歩くと、足首ほとんど動かさなくても歩けるね?
とりあえずこれでさかさかと高速で歩く(当社比)。
久しぶりに雨じゃないだけでテンションは上がり、これまでにないテンポでさかさか歩く。
1時間ちょっとで第一町に到着。
まだ日の出前やったぜ。
コーヒーだけ頼もうと思ったら、なんと美味しそうなりんごのケーキが。
思わず注文したけどとても美味しかった。
そのあと12キロはまた町なしの道。
そろそろこのくらいならへこたれなくなってきた。
時速4キロとして、3時間でついたら勝ち、と、ここからも必死でさかさか歩く。
このさかさか歩き、スピードに乗ってしまえばあとは継続できることがわかってきた。
いつもはどんどん抜かされるところを、どんどん人を追い越していく。
ところでスペインの畑は広大なので、ものすごい大きな水やり機があるんだけど、それが腕を広げたロボット兵(ラピュタ)みたいに見える。
ラピュタいいよなぁ。
あのシータ救出のシーンが最高に好きなんだよ。
大人になったらドーラみたいな強い女になるんだ。
そんなことを考えながら歩く。
そうしてついに!
3時間程度で次の村に到着!!
やったぜ!
オレンジジュースを飲んでさらに残りの6キロに挑む。
流石に足も疲れてきたので、足首はほとんど動かないんだけど、膝上だけでとにかく進む。
膝下って動かさなくても歩けるんだね。
初めて知った。
そんなわけで、12時に目的地到着ーーー!!
最!速!記録!!
しかもついた宿にはいい感じのバルがあって、生ハムの原木がある!
原木だ!!!
思わずハムを注文。
うまい。
ルーティンのあと、郷土博物館的なところに行ったら、これがおんもしろいんだ。
大体オーディオガイドがカスティーリャ語(スペイン語)、英語、レオン語の3種類あるところに誇りを感じる。
スペインは結構昔の王国の名残で地方差激しいからね……
さて、この博物館は、昔の農耕の道具やら牧畜の道具やら、はたまた人々の暮らしの様子(家の中とか家具とか)、民族衣装、糸を紡ぐ様子など、江戸東京博物館的な感じでものすごいおもしろい。
糸を紡いだり、木を削ったりする道具は日本とも似てるな、と思う一方で、建築に木を使わないせいか、木工の精度の方は日本のほうが段違いで上だったり、狩りの道具とか牛や馬を使った農耕なんかはこっちの方が進んでたりと、おもしろいことだらけ。
1時間の予定でいたんだけど、全然足りなくて、最後駆け足になっちゃった。
あとこの村の道の至る所に、手編みの飾りが掲げてあってすごく可愛い。
9月にあったお祭りの飾りで、町の女性たちが総出で編むらしい。
編み図が欲しい。
かわいい。
そんな感じでいい1日だったなぁと思っていたら、右足首が痛んできた。
これ、今日唯一躓いて転けそうになった時のやつーーーー!
あと何故か左瞼痛くなってきたものもらいかーーーー!!!
うん、これは休めってことやな。
幸い明日は20キロ弱の道のりで、明後日は休息日だ!
多分いける!
明日もさかさか歩くぞー!
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