最大の敵=湿気【カミーノへ行こう:準備編その6】

すっかりご無沙汰してしまいましたが、6月末にも歩きに行きました。
そしてこれが最後のカミーノの準備歩行となりました。

環七ぐるっと

今回のルートは、環七を西周りに行けるところまで。
場所の選出として、
・とにかく早朝から歩ける
・いざとなったらバス、電車等での帰宅がまあまあ楽
・国道だしコンビニとかカフェとかあるやろ
という理由です。
このうち幾つが当たって外れたかというと……って感じですが。

早朝スタート

とにかく暑いのだ。
この日の予想最高気温は29度。
7月下旬現在36度の東京に比べれば涼しいとはいえ、歩くには結構きつい気温である。
前回の荒川でそこそこ痛い目を見たわたしは、暑さを何よりも警戒していた。
とにかく早朝に出発する必要がある。
そんなわけで、朝起きて着替えてプロテインを飲んで、出発は4時半。
過去最速である。
それでも夏至を過ぎたばかりの頃なので、すでに外は明るい。
とりあえず環七を目指して歩く。

環七、意外とあれだった

環七に着くと、とりあえず西を向いて歩き出す。
朝からトラックがそれなりの数走っていて、お疲れさんだなぁ、と思いながら歩く。
はじめはストックを使っていたのだが、この日はどうにも調子が良くない。
1回目のコンビニでストックはしまったのだが、そのコンビニまでがとにかく遠かった。

環七、意外と店がない。

よくよく考えてみれば、環状線なんて長距離移動用の道路であって、生活道路ではないのである。
必然、意外にもコンビニの数が少ない。
いくらトラックやタクシーがよく通る場所とはいえ、都心部のため、コンビニに広大な駐車場はない。
そのため、トラックが止まれない。
トラック利用がないなら、コンビニはない。

そんな感じで、「1回目のコンビニで朝ごはんにしよ〜」と思っていたわたしは、大いに出鼻を挫かれた。
それでもなんとか朝ごはんにありつき、しばしの休憩。
今回は休憩をこまめにとろう、と思っていたからこその環七（コンビニ狙い）だったのだが、早速思惑が外れている。
全くよろしくない。

環七うちとそと

今回はあまり写真が撮れなかったのだが、面白いなーと思ったのは環七のうちとそとでだいぶ町の様相が違うことである。
環七の内側は、たまに商店街の端っこがあったり、綺麗に整備された車道があったりと、「人が住む町」の端であることが伺いしれた。
一方、環七の外は というと。

一番ヤベェなと思ったのがこちら。
え？
これお店やってるの？？
まじで？？？

なんというか、荒廃した建物がある分にはまだわかるのだが、営業中の店っぽいのが荒廃してるのはちょっとどうかと思う。
これが内と外の違いかぁ……
となる。
やっぱり住むなら環七の内側だよな。
（できることならもっと内側がいい）

陸橋

しかして環七は、大型移動用道路なだけあって、陸橋がほとんどなかった。
大体横断歩道でどうにかなる。
唯一の陸橋はこちら。

(永久に画像アップロードが失敗するので割愛)

ものすごい曲がりくねった階段を登らされたが、線路の上だった。
こればかりは仕方がないね。
車は電車には勝てないのであった。

異常な疲れ

ところで、わたしは歩きながらこれまでにない疲れを感じていた。
ものすごく疲れる。
もうやめて帰ろうか、と思って時計を見ても、まだ2時間とかしか歩いていないのに、疲れている。

一つ考えられる理由は、「終着点を決めていない」ことだったかもしれない。
どこかギブアップしようと思ったところの近くの駅で終わりにしよう。
そんな軽い感じで考えていたのだが、それにしたって休憩子み3時間でギブアップするわけにはいかない。

とにかく意地で歩き続けた。
ところが次に、足が痛くなってきた。
わたしはこの半年ほど、足底筋膜炎にかかっているらしいのだが、これまでの歩きではそれほど痛いのが気にならなかったのに、今回はやたらと足の裏が痛くなった。

これは流石にまずい、と思い、マップで近い駅を探す。
世田谷代田。
とりあえずそこまで行こう、と、最後は足をひょこひょこと引きずるようにして歩いた。
なんだろう、この有様は。

駅、到着

ようやくの思いで駅に到着する。
時間は8時過ぎ。
さすがに通勤ラッシュだろ、と思い、近くのカフェに入る。
汗だくの体に、今日冷房が効きまくる。
寒い。
冷たい飲み物を頼んだ自分を恨めしく思いながら、とりあえず靴を脱いでリカバリーサンダルに履き替える。
少し痛みがマシになったかな、と思いながら、10時ごろまで時間を潰し、それから帰宅した。
昼ごはん前に家に帰ってきたのは、今回が初めてである。
お風呂に入って昼ごはんを食べ、ようやく人心地ついた。

総括

今回の異常な疲れはなんだったのか。
暑さか、とも思ったが、暑さだけでいえば前回の荒川もあまり変わらない。
荒川のときと違うのは、おそらく湿気だろう。
6月後半になって、急にジメジメが増してきていたし、気温に関わらず少し動くだけで汗が吹き出すようになっていた。
湿気が高いと、それだけ空中の酸素量が減る（気がする）。
多分そんなこんなで、酸素が足りなかったんだろうな、と思う。
そんなことを思いつつ、歩行練習は今回が最後だな、と決めたのであった。
これ以上は歩けんよ。
無理無理、死んじゃう。

こんなんでスペインを歩けるのか。
はなはだ不安である。
とりあえず今は、ありとあらゆる方法で足の痛みを軽減すべく治療している。
足だけじゃなく懐も痛い。
気温と湿気に関しては、これは問題がない。
9月〜10月のスペインの最高気温は26度程度。
湿気は少ない。
というか、むしろ乾燥している。
以前夏にスペイン旅行に行った時は、外気温40度あったのに汗を全然かかなかった。
むしろ無自覚に脱水症状にならないかが心配なくらいだ。
十分に注意しようと思う。

さて、そんなわけでカミーノ準備編（訓練）は今回にて終了。
あとは荷物の準備とか、家での筋トレとか、筋トレとか……
その辺のことをぼちぼちまとめつつ、出発準備をしようと思う。

夏の間に、少しでも体調を整えなくてはね。