見出し画像

2:【初デート?】ただ単に、ご飯を食べに行っただけのはず...

その日がやってきた。

二週間ほど前から、「晩御飯でも行こう、あけといてくれる?」って指定されていた日。

もちろんその間にも、キョウは仕事場に差し入れを持ってきてくれたり、普通にラインの交換をしたり。

ラインの内容は、大体向こうが質問してくる感じ。

例えば、「彼氏っておるん?」とか「どんな食べ物が好きなん?」とか。

気になる子の事、なんでも聞いちゃうタイプだから、気を悪くしたらゴメンねー

なんて言われてて、私は特に聞かれるのがイヤなタイプではなかったから、割と素直に色々答えてた。


その頃、ラインを交わすだけの間柄のキョウ以外に、私には

「体の関係アリの同い年幼馴染(仮名:タクミくん)」

「割り切った関係で月イチにホテルでイチャイチャできる仕事場の7つ程年上(仮名:ダイさん)」

「年明けくらいから頻繁に声をかけてくる仕事場の10歳程年上(仮名:ナガさん)」

・・・のラインナップ(笑)

正直にこれらの人の存在を伝えたら、キョウは

「モテるだろうと思ってたけど、実際に聞いたらヘコむな・・・」

とショックを受けた旨のラインをしてきてた。


その当時は、「わあ、妬いてくれてる」って、単純に嬉しかったですよ、だってまだ全然本気じゃなかったから(←ココ重要)

今?

今なら・・・


はぁ?
既婚者、子供二人持ちの分際で、何がショックじゃ!!!(怒)

って感じですがね(苦笑)


まあ、そんな感じでその日、仕事を終えたら、指定のファミレスに向かった私。

先に着いてたキョウと合流して、晩御飯・・・というか、まあ今言えば

「初デート」

かな。


時間にして、多分3時間半くらい?

よく喋ったし、よく食べた。

いっぱい私の事を知りたいキョウは、色々プライベートな質問を私にし、私はそれに対して、ちょっと面白おかしく答え・・・

同い年という事もあり、話すネタも合っていて、正直、思ってたよりずっと楽しかった。

ただ、やっぱりまだこの時は、私自身が「本気ではない」ので、余裕シャクシャク。

このまま、たまにご飯を一緒に食べに行ったりできる感じの関係もアリかなーって思うくらいだった。

まさか、半月もしないうちに、深い仲になるなんて、誰が想像しただろう???


前回も言ったけど、この時の私に声をかけてやりたい。


「話が合うのは当たり前。だって向こうは私の事、興味があって誘ってるんだから、何を言っても喜ぶのだから。

褒められるのも当たり前。元々ラインでも好き好きビームすごかったでしょ??そんなので調子に乗っちゃダメ。

たまにご飯、くらいの感覚のままで居なさい、相手は妻子持ち。
他の数人と共に、ローテーション組んで、気軽に遊べる感じくらいの位置に置いておかないと、自分が辛いよ!」


まあ、多分、渦中って自分の事全く客観的に見られないから、

誰かに同じ事を言われても笑い飛ばして、右から左だっただろうけど...。


この日のお題は、私の周りにいる他の異性との関係性についてが多かったかな。

とにかく、聞きたがるくせにヤキモチっぽいものをチロチロ見せてみたり、そんな感じのキョウ。

私のほうは、本気じゃないにしても、妻子持ちって知ってたわけだから、相手が帰る時間をやたらめったら気にしてたっけ。

「もうこんな時間だけど、帰らなくて大丈夫?」
「ありがとう、今日は、メシ食って帰るってちゃんと言うてきてるから大丈夫だよ」

今思うと、なんで私が最初っから気にしないとダメなんだ・・・って思うけど(笑)


後日談で、キョウはこの日、帰る時間とかまで気にしてくれる私は、なんていい子なんだって感動してたそう。


最後はお互いの車の前で、「またね」みたいな感じで握手を軽くして、バイバイ。

あくまで、お友達。
まあ、向こうが私に気があるのはわかった上での、お友達。

そんなつもりだったんだけど・・・なぁ・・・

教訓:今後は絶対に、妻子持ちにご飯誘われても、一対一では行かないし、相手にプライベート話しすぎない!!!

#不倫  





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?