なぜ教育移住を決めたか

(2015年に書いた記事です

私たち夫婦には二人の男の子がいて、教育移住することに決めたところです。

それはそもそもは、 

「夫が多忙で子どもたちと過ごす時間がない→父親不在のワンオペ育児はしたくない」

というところから始まりました。世界で実施された子どもの幸せ度調査結果を見て上位に来る国の共通点とは何かを考えたら、 どうやら、

1、家族で過ごす時間が長い国(あくせく働く文化や習慣がない国)

2、競争ではなく、個性を伸ばす教育をしている国 

ということがあるようだとの持論に結びつき、そして、

幸せな子どもたちはそのうち幸せな大人になる。(たぶん)

という乱暴な結論付けに至ったのが流れです。

早速オランダに住む友人に聞いたところ、彼らは日本人に比べて本当に働かない!んだそうです。 病欠は無制限、有休は全て消化が当たり前、子どもの学校の授業参観だと言って早退も当たり前。 日本では考えられません。

あくせく働く日本人は、「他に大切なものはないのか?」と逆に批判されてしまうとか。 (でもこの質問は、言い得て妙!確かに!)

私はもともと、家族というものは「半端ないくらい強いご縁」があってこの4人がこの世界でひとつのチームになったのだから、なるべく一緒に活動していけたほうがいいと思っています。「夫は元気で留守がいい」という価値観は私にはちょっとピンと来ません。だって大変でしょう、一人で子育てするの・・・。

そして、子どもたちがいつか、 「自分たちが育ててもらったように子育てしたい」と思ってくれたら万々歳だと思っています。押し付けですけど。

なので、教育移住する条件としては、私は、

1、家族の時間が取れる場所で、

2、個性を伸ばす教育が出来る場所

であれば、国内でも海外でもいいと思っています。

でもなかなか日本では父親が育児に参加するのは難しい。

夫が育休を取るのもとても大変でした。大変な状況を説明(例「妻が育児が大変なあまりノイローゼになりそう」など)し、やっと許可が下りたあとも、職場では肩身の狭い思いをしたとか。

スウェーデンでは、夫の育休取得は当たり前。妻と同じ日数が与えられて、それを取得しないとなくなってしまうし、「父親なのに育児に協力しない」と後ろ指差されるそう。

ノルウェーでは、なんと夫の育休取得が法律で義務付けられています。後ろ指さされるどころか、犯罪になるとは! 日本とは真逆です。

なので、結果として、私たちも海外移住の可能性が色濃くなるわけです。

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