インディアンインター見学

(2015年に書いた記事です)

実際に見にいくまでは、なんとなく「移住先、アジアになるかなあ」と漠然と感じていました。

ですが、いざ現地へ行ってみると治安と自然がないポイントで悩んでいます。と、ふと夫が「インディアンスクールがあるけど行ってみようか」

思い立ったが吉日、すぐに電話をかけてアポを取り、インディアンインターナショナルスクールの見学に行きました。

(私が電話をしたのは江戸川校と横浜校の両方でしたが、日本語は通じない印象。全てのやりとりは英語でした。アポも特に必要ない感じで、「あ、見学ね。OK、じゃあいつ来れる?明日?」みたいな会話。)

江戸川は放射能の数値が心配なので、住んでみたい街の一つでもあった横浜へ。対応してくれたのはパキパキした印象のインド人の女性。校舎は学校の跡地を使っているようで日本の学校のそれと同じでしたが、いる生徒、先生はほぼインド人。日本人らしきスタッフが一名と、白人の先生が一名いらっしゃいましたが、それ以外はまさしく「インド in 日本」でした。

先生方の生徒たちへの対応も、きちんと「私は先生、あなたは生徒」というやや厳しめな印象です。昔の日本はこうだったのかもしれないな、とも思いました。
私たちに対しても、特段感じのいい挨拶とか、ちょっとした世間話とかそういう類のものは一切なく「必要情報は全てサイトにありますからダウンロードしてください」とおっしゃった後、さっそく校舎内を案内してくださいました。

イギリス留学時代にインド人のルームメイトやバイト仲間がいた私にとっては、この「丁寧なわけではないけれど、不親切でもない」コミュニケーションスタイルは馴染みのあるもので、少し楽。

ただ、年中の長男に英語で「あなたいくつ?え?英語話せないの?Why?」とびっくりした様子で質問し、長男はその迫力に恐れをなしていました・・・。英語はマストだそうです。付属の幼稚園もありましたが、皆座ってプリント学習をしていました。すごい。

プールと運動場は無く、給食も無しでした。インド人だけ、ヒンディーを勉強する時間があるそうです。
日本人の子どもたちも数人見かけました。年々、日本人の子どもたちの比率は増えているそうです。これは本来、学校設立の理由でも目的でもないそうですが(設立者の方のお話がネットに掲載されていました)やはり英語を身につけることへの親のニーズが高くなってきているといことなのでしょう。

そして授業をしていたのはほとんど女性の先生でした。ご主人の仕事の関係で日本にいらした方々なのかもしれませんね。

実際に見てみるまでは、「移住先、もしや横浜?」とちらっと思っていたのですが、長男が「ぼく、ここあんまり好きじゃない」と。もう5歳。(特にはやく大人になりたいと思っている5歳)本人の意思だって大切です。

多文化というよりはここも異文化。「インド日帰り旅行」に行ってきた、という感じでした。多様性、多文化、日本国内ではやはりむずかしいのかな。

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