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白昼夢と瞬き


庭の砂利にダンボール敷いて
寝っ転がって空を見ていた
片耳を失くした猫は
白黒のまま無愛想で

あの時死んだ小鳥を
食べたのが君ならば
どんなに悲しくても
許していたかもね

大丈夫って手を引いた
病気で死んでしまったけれど
二本足で立って
夢の中で笑ってたよ

あの街は
どこか寂しくて
あの街は
乾いた風が吹いていた

瞬きの隙間から見えた白い世界は
あなたと歩いた真夏の日の下

思い出せなくなった今でも
白昼夢でまた
少しだけ声が聞こえた

あの街は
どこか他人事で
あの街は
澄んだ水の色

足元から
崩れていく
星が輝いてた
目が合ったけど
名前は聞けなかったな

瞬きの隙間から見えた
あなたと夢のこと









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