浮世絵がすき

お久しぶりです。わたしです。
もう数か月前になってしまいますが、江戸東京博物館で開催されていた大浮世絵展にいってきました。
たしか最終日に。

わたし自身、浮世絵に詳しいわけではないのですが、昔からなんとなく好きで、思い立った時に美術館にぽつりぽつりといっていました。

国芳が好きで、今回も国芳がいたから見に行ったもの大きかったのですが、
葛飾北斎、歌川広重の緻密さと詳細さと律儀さといいますか、
画角とか色合いとか、改めてすごく素敵だなと感動しきりでした。
語彙がなさすぎて歯痒い。

とりあえず、浮世絵素晴らしいぜ!と思って初めて画集も買って来たんですが、それを見ながら、
何故こんなに気になってしまうのだろう、ということが気になってしまったのです。

絵が好き、というのはもちろんですが、
自分では考えられない昔の生活が確実にあって、なかなかそういうところが普段はリアルに想像できないじゃないですか。
だけど、浮世絵を通すことによってなんだかリアルに感じられるんですよね

大河ドラマとか時代劇だと現代の知っている人が演じていることもあったりして、そこでリアリティとかは持ちづらく…

「当時を生きた人が当時目に見えているものを描いていて、
 それが今残っていて、見ることができる。」

これがすごく、わたしの中で
本当にこの世界があったんだ、となんだかわくわくするのです。

自分の思い及ばない生活がそこに確かにあったこと。同じ日本で。

このリアルがあるからこそ逆に、大河ドラマの光景が本当なんだと思える感じもします。

本当に着物を着て生活していたんだな、とか
本当に花魁って存在したんだな、とか
同じ富士山今でも見てるでぇ…とか

昔と今がちゃんと繋がっていることがなんだか不思議でなんだかうれしい。そういうところが好きなのかなと思いました。

めちゃくちゃ浅はかな気持ちです。
でも、画集を見ながら玄米茶を飲み、昔の日本を妄想する休日は幸せです。

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