裏学習塾ニュース令和2年第2号

ごあいさつ
受験生たちは、私立大の受験に国公立二次の最終チェックと、いよいよ集大成に向けて最後の仕上げ段階に入ってきました。同時に塾としては、高2生の来年度の設計もしなければなりません。
新テストということで、AO入試をいつもより多くチャレンジさせる予定です。そのため今から結構、細かくヒアリングをしています。
集客関連では、当然、新規生徒募集の時期でもあります。ただし今は、昔のような「集客の時期」というのが無くなりましたので、結局は、1年間、ダラダラと集めているのが実情ですが、それでもこの時期は、新規開講とか新〇〇スタートというチラシが打ちやすい時期ですので、まぁ~やるしかないですね。
現在は、全スタッフの1か月の動きをルーチン化していますので、今では、
チラシもスタッフで作成しています。(チェックはしますが)
既に2月15日の折り込みチラシが完成していますが、さてどうなることやら。

今回のテーマ「今までの自塾の集客動向を精査する」

新年度前なので、生徒が動き始めていますが、安心は出来ません。特需の可能性があるからです。今年私の塾は、25年目に入りますが、スタート時は、生徒2名のみ。
それが11月~翌年1月まで続き、1月で1名増え、計3名で3月を迎えました。なんと約4か月を3名の生徒だけでやっていたという、危機的状況でした。
しかし翌年に一気に約30名にまで増え、どうにか塾らしくなりました。
神田先生ばりのDMやチラシが当たったという面も0ではありませんが、
実際には、
〇当時地元No1だった塾が潰れたから
だと理解しています。

地域内の業界バランスが大きく崩れた時には、人も大きく動きます。

当時は、あまり周りの動向に目を配っていなかったので後で知ったのですが、これは、その後に展開する際の大きなヒントになりました。

今年も、大手の撤退や地元大手の解散など同じような状況のためか、
生徒が動いているのですが、単なる特需とならないように、今から継続して生徒を獲得し続ける仕組みを作ろうとしています。

前回の特需?の際を考えると

〇私の塾は個人塾との認知のため、撤退した地域No1の個人塾の受け皿になりえた。
〇一方、県内大手進学塾の進出は、新しい顧客を開拓してくれた。

ということが言えるかと思います。

成績優秀者が塾に行き出した直接のきっかけは、県内No1の塾の進出がトリガーになったと思いますし、中間層は、私の塾に流れてきたということで受け皿になっていったと思われます。

その後、成績優秀者層も自塾への引き込みに成功しましたが、当時は、まだ
「棲み分け」が出来るような時代でもありました。

しかし今後は、棲み分けが出来るような地域は少なくなっていきます。
それどころか多くの地域で寡占化が進むはずです。そのため個人塾でも、
個人塾内の競争が激しくなるでしょうし、大手塾も今以上に資本投下を迫られると思われます。
結局、
〇過去の集客はラッキーでしかない。


というのが私の正直な感想。そもそも差別化もうまくいってないでしょうし、顧客がそれほど突飛な商品を欲しがらないということもあるため、
結局、ラッキーで集客できていたと考えた方が無難です。

今年も状況が似ているため、集客が出来ていても単なるラッキーにならないよう注意深くみておかなくてはなりません。

現在の集客は、20年前のチラシ中心からネット中心に動いています。
それでも、地区によっては、ネット集客があまり動かない所もありますので、チラシを入れざるを得ませんが、その枚数は、以前と比べると劇的に少なくなっています。

ネット広告も今では、お金をかけた方が勝ちという時代になりました。
SEO対策というのも、かなり持ち上げられていた時代がありますが、今では、そんな事に時間をかけるくらいなら、google広告を出した方が早いですし、検索でも上位に来ます。
グーグルマイビジネスも、大手中心にしっかりやってきています。
常に情報はアップデートしておかなければだめな時代ですし、塾の中を360度見れるようにしている塾すらあります。
今は、日々の情報更新と地道な宣伝広告をしなければ勝てない時代となりました。
ネットビジネスの世界でも、この数年で大きく様変わりしたと言われています。特にSNSの普及は、今までのビジネスの流れを大きく変えたようで、以前なら、
〇それでも声が大きな者が強い
時代でしたが、今では、その逆になっています。炎上ならまだしも、共通認識で間違ったものが広がると「それが真実」になるため、ネットビジネスでは、目立たないようにやるというのが流れになっているそうです。

宣伝広告=目立つということですので、かなり矛盾している気がしますが、
目立つのではなく、あくまでも「役立つ情報提供」それ以外は、(ビジネスとしては)ネットでやっても無意味であるということらしいです。

そのため塾ブログは、塾の話(今日の様子)だけに私の塾ではしています。
(個人のブログは、テキトーですが)
今後の集客においてブランドは一番のポイントになりますが、ブランドは、
良い意味でも悪い意味でも「ちょとしたこと」で変わります。

今回のように業界バランスが崩れた時には、特に大きく動きます。
今までのブランドが一気に地に落ちることもありますし、逆に無名の塾が
出てくることもあるでしょう。
結局、集客する基本は、顧客の心理を理解するということですので、流れが
早くなっている今だからこそ、慎重に攻めていきたいところです。


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