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僕は子どもが欲しくなかった

結婚したら子どもをつくるのは当然か

僕は40歳も間も無くのタイミングで結婚した。幼い頃に親が離婚していたことが影響したのだろう、結婚しようと思ったことは無かった。

偶然にも今の奥さんと出会い、結婚も良いものかなと思い結婚。数年経った今もその気持ちは変わっていない。

しかし、結婚後も子どもが欲しいと思うことは無かった。子どもが嫌いかといえばそうではない。友達の子どももかわいいし、公園で遊ぶ見知らぬ子も愛らしいとは思う。でも自分の子どもがいることを1ミリも想像できなかった。

大喧嘩から不妊治療へ

当然だが子どもが欲しい妻とはほどなく意見が合わず、月1ペースで大喧嘩を繰り返すことに。正直言って、結婚生活を諦めそうになったこともあった。

妻とも、自分の母親、義理の両親とも沢山話し、妻の心からの願いなら頑張って叶えてやりたいと思い、妊活を開始。

しかしながら神様はまだ試練を与えてくれた。妊活の結果はなかなか出ることはなく、不妊治療を開始。

ここは大事なことですが、

不妊の原因の半分は男性にある。

僕はこのことを知らなかった。
それだけでも奥さんに申し訳なさを感じ、出来るだけ病院にも付き添い、何度か失敗したときも励まし、いつしか2人で不妊治療にポジティブに挑んでいた。

福音

そして春のある日、妊娠が分かった。
不妊治療中の方もおられるので治療の詳細は省きますが、約一年半、妻は本当に良く頑張ったと思う。

産まれてくる子に対して、僕は最初から借りがあるのだろう。子を持つことを拒んだという借りが。
心から彼を愛することで、一生をかけて返していこう。

彼が妻のお腹に来てくれたことで、僕は人生を再考した。
仕事との向き合い方、お金との距離感、自分を活かし切る人生…
このnoteもそう。もっと自分の考えをアウトプットして沢山の方と繋がり、願わくば誰かの助けになれば、僕の人生はもっと光り輝く。そんな気がしています。

まだ見ぬ我が子への感謝を込めて。

不妊治療中の方、僕もほんの少しですがお気持ちが分かるので、応援させてください。良い結果になりますように。

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