ちょいな

広告会社で長いこと営業をしています。私は元々赤面対人恐怖症だったのですが、仕事の中で恐怖が克服でき、今では営業という仕事が大好きになりました。ここではそんな私の体験談、ちょっとした営業ノウハウ等を書いていこうと思います。もしご参考になることがあればこんなに嬉しいことはありません。

ちょいな

広告会社で長いこと営業をしています。私は元々赤面対人恐怖症だったのですが、仕事の中で恐怖が克服でき、今では営業という仕事が大好きになりました。ここではそんな私の体験談、ちょっとした営業ノウハウ等を書いていこうと思います。もしご参考になることがあればこんなに嬉しいことはありません。

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赤面対人恐怖症でも、営業マンになれる【その1】

会社に入った当時の私は、 赤面対人恐怖症だった。 たとえばこんな感じ・・・ それが、 知人だろうと不特定多数の人だろうと、 人の視線を感じた(と自分で思った)瞬間に ドキドキが始まって、 顔が紅潮してくるのがわかる。 脂汗が出てくる。 そうなると、 自分でそれを意識して ワケがわからなってくる。 頭の中でめまぐるしく、 いろいろなことを考え始める。 しかし それを声に出すことができない。 頭の中が、パニック。 その場から一刻も早く逃げ出したくなる。 (そして場合

    • ■当り前のことを一所懸命にやる

      これは、 お付き合いさせて頂いている クライアントの担当者の言葉。 彼は仕事柄、 最前線のプロデューサーやビジネスマンと 多く接している。 そんな彼が 超一流と言われる人の仕事に対する姿勢に 共通して感じていることが、コレだそうだ。 当り前のことを一所懸命にやる。 たぶん、 どんなことにでも、 きちんと向き合い、 自分のできる限りの手を尽くす ということなんだと思う。 重要なのは、「やる」というところだ。 受けたことは 忙しかろうが、辛そうだろうが、兎に角やっ

      • 赤面対人恐怖症でも、営業マンになれる【まとめ】

        もしかしたら私が経験したのと同じような不安の中で、 営業という仕事をされている方もいるのかな?と思い、 この文章を書いてみることにしました。 もし貴方がそうでしたら、 少しでもご参考になれば幸いです。 【1】会社に入った当時の私は、ひどい赤面対人恐怖症だった。 ・・・たとえばこんな感じ、 それが、 知人だろうと不特定多数の人だろうと、 人の視線を感じた(と自分で思った)瞬間に ドキドキが始まって、 顔が紅潮してくるのがわかる。 脂汗が出てくる。 そうなると、 自分で

        • コトバの力

          大昔、ある製薬会社に通っていたときに聞いた話。 私は当時の担当者に、 便秘薬の広告媒体案を提案させてもらっていた。 彼は媒体の一つを気に入ってくれ、 前向きに検討すると言ってくれていた。 ところがある日、 急に呼ばれて 「出来なくなった」との回答をもらった。 (なぜ急に?) 理由を聞くと、 営業セクションから宣伝をやる意味があるのか、 との議論が持ち上がったとのこと。 計画自体がペンディングになっているという。 どうやら 宣伝もしていないのに、 店頭で商品が急に、

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        赤面対人恐怖症でも、営業マンになれる【その1】

          作業で疲れてはいけない

          これは、 昔、ある大手メーカーに伺っていた時、 本社の営業企画部のAさんが よく口にしていた言葉。 Aさんは、 本社に配属になるまで 長く支社で営業をされており、 そのとき培ったノウハウを体系化し 全国の営業マンたちを応援できないかとお考えになっていた。 本社の仕事は、 普通ならルーティン業務だけで 1日はあっという間に過ぎたと思う。 なのにAさんは その激務の合間に、 自分のノウハウをマニュアルにし、 会社に提案しようと 一人、準備を進めていたのだ。 それは大変だっ

          作業で疲れてはいけない

          プレゼンは営業担当がすべき

          ・・・だと、私は思う。 もちろん、 クリエイティブ、マーケティング等各パートを スタッフ部門の専門家に説明してもらうというのは必要である。 だけど、 それらを括るトータルのプレゼントークは営業担当がすべきである。 ・・・と、 こんなことを書くのは、 プレゼンのメインスピーカーに立たない営業がよくいる ということを聞いたからだ。 それってつまり、 「今日は貴重な機会を設けて頂き、ありがとうございます」と挨拶をして 「あとは〇〇から説明いたします」と繋いでオシマイというこ

          プレゼンは営業担当がすべき

          どんどん新しいことをやる

          ・・・ことが、 広告会社の営業マンにとって、 とても、重要だと思っている。 例えば、 大きなクライアントを任されている、 既に毎日がそれだけで十分忙しい、 そういう方も多いと思う。 でも、 その業務の上に、 無理をしてでも 更に他のこと、新しいこともを加えて やってみることが、とても大事なのだ。 一つの仕事、一つの業界、一つの組織構造の中にハマっているってことは 仮に今はそれで成功していても 自分の成長やキャリアという観点から考えると 危険なことかもしれない。 なせな

          どんどん新しいことをやる

          当事者意識を持つ広告会社

          これは ある新規クライアントに、 初めて大きなレギュラー仕事を任されることになったとき、 私の会社を選んだ理由として 言って頂いた言葉。 我々は、 提案した企画の結果に 最終的な責任を持つのは難しい。 ただ、 その企画が成功するように 必死に手を尽くすことはできる。 だから、 決まったからと言って 他人ごとにせずに 担当者の身になって必死に結果を追い求めたい。 部署や立場など関係なく 自分にできることはやり遂げたい。 デジタルの時代になり 広告業界を取り巻く環境は激変し

          当事者意識を持つ広告会社

          勝つことはえらいことだ

          これは 将棋界の実力制第二代名人・塚田正夫の名言。 この言葉、 大学時代に初めて見たときは 単なるしゃれだと思っておりました。 塚田正夫って面白い人だったんだなぁと。 ところが 社会に出て、営業になり、幾十年・・・ 今、改めて見ると もしかしたら とてつもなく深く、重い言葉なんじゃないか と思うようになりました。 どんなことでも、 「結果を出す」というのは、 大変なことです。 特にそれが 「0から1」を生み出したケースの場合は猶更です。 余人に知る由のない、 とて

          勝つことはえらいことだ

          ルックスで得をする

          あるクライアントの女性担当者と打ち合わせしていたときのこと。 その方はまだお若く とても知的で、おしゃれで、素敵な方だ。 その彼女が突然喋るのをやめて、 私の顔をマジマジと眺めながら 感心したようにこう呟いた。 「ちょいなさんって ホントに、 代理店っぽくないですよね~」 私自身もうすうす気が付いていたことではあったが クライアントの女性担当者から ストレートに言われて さすがにちょっとショックを受けた。 そうなのだ、 どうやら私のルックスは、 みんながイメージ

          ルックスで得をする

          営業の達人

          少し古いお話で恐縮ですが・・・ 以前、 私の勤める会社に出入りする印刷会社に T社のワタナベさんという人がいた。 当時私の会社は 制作、マーケティング、 媒体、営業 総務 とフロアが三つに分かれていたのだが、 このワタナベさんと言う人は不思議な人で なぜか、 直接の発注部門である制作部以外の、 他のフロアにも頻繁に出入りしていた。 毎日いるわけではないが、 ふと気がつくと 総務部でお茶を飲んでいたり 媒体部で見本誌の週刊誌を読んでいたり 営業と世間話をしていたり

          営業の達人

          頭の中で、ぐるっと回して、「さかさま」にして見ろ!

          先日ふと、 昔ある方から 標題のようなアドバイスを頻繁に頂いていたのを思い出しました。 ある方とは、某大手出版社の広告局長だったTさん。 この方には一時期、とても可愛がって頂き、いろいろお手伝いをさせて頂きました。 私の最大の欠点は、 ひとつのことに集中してしまい、他が見えなくなること。 お恥ずかしいことに 典型的な「木を見て森を見ない」タイプ。 それを指して、 Tさんからは、よくこう言われていたのです。 「ちょいなく~ん、 (両耳に沿って、両掌を前に出して) 君はこ

          頭の中で、ぐるっと回して、「さかさま」にして見ろ!

          広告代理店はイヌと同じだ

          これは、 まだ新入社員時代に、 某メーカーの宣伝部長から、面と向かって言われた言葉。 場所は、CM撮影立ち会い後の居酒屋。 そのメーカーは年間でかなりの出稿をしてくれていた重要クライアント。 宣伝部長はその扱いを一手に握る上、少しクセがあるんで、 私の会社では役員以下、腫れものに触れるように接していた相手だった。 CM撮影終了後、 クライアントの担当者と 私の会社の営業担当、営業部長はスタジオに残って処理する案件があり、 見習い社員だった私だけ 宣伝部長と一足先にお疲れ様

          広告代理店はイヌと同じだ

          午後の予定は1、3、5で

          午後に訪問アポの予定を入れるときは、 1時、3時、5時といった具合に 奇数時間に入れるようにしたほうがよい というお話。 実はこれは あるベンチャー企業の社長さんに教えて頂いたこと。 理由をお尋ねすると・・・ 答えは 午後になるべくたくさん訪問アポを入れようとしたら、 このサイクルが 一番多く、入れられるから。 例えば 新規アポを取る場合、 ・商談1時間、 ・都内や関東近郊なら移動時間は最大1時間、 ・相手先にアポをお願いできるのは夕方5時がほぼ最終、 そう考えると

          午後の予定は1、3、5で

          現実は正解

          現実は正解なんだ。 時代が悪いの、世の中がおかしいと云ったところで仕方ない。 現実は事実だ。 そして現状を理解、分析してみろ。 そこにはきっと、何故そうなったかという原因があるんだ。 現状を認識して把握したら処理すりゃいいんだ。 その行動を起こせない奴を俺の基準で馬鹿と云う。 これは「赤めだか」(立川談春著)の中に出てくる立川談志の言葉。 初めて読んだ時は衝撃でした。 私にできていないことは、 まさにこう言うことかもしれないと思った。 そして10年以上経っ

          現実は正解

          マーケティングで作ったモノは売れない

          これは以前、 ある出版社の役員の方にお伺いした言葉。 某有名雑誌の編集長だった時に痛感したことだそうです。 「雑誌や本は、 その題材を本当に好きな人が、 思いをこめて作らないと売れないんですよ。 不思議なもので、 表紙一つで 好きな人が作っているか、 マーケティングで作ったものかは、 読者にはわかってしまうのです」 とのこと。 面白いな、これは出版に限らず、 あらゆる仕事に当てはまるのではないか、と思いました。 そして、 ふと、 このことはエンドユーザー向けのシ

          マーケティングで作ったモノは売れない