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#5 平和ボケその後

#2で書いていたその後。

私は、介護保険の訪問介護と、障害福祉サービスの重度訪問介護を利用して、24時間の介助を受けて独居で在宅生活をしている。

事業所の急な撤退で、24時間の在宅生活の中の夜勤が、月4回来てもらえなくなってしまった。

それから次の事業所が決まるまで約2ヶ月かかった。
相談支援事業員さんが市内の訪問介護事業所に手当たり次第あたっても見つからない毎日。

決まるまでの2ヶ月は、今、メインで入っていただいている事業所さんに助けていただいた。
ギリギリの人数で。
誰かが倒れたらアウトだった。

事業所が決まらないと、在宅生活の継続ができなくなることから、入院できる病院も探していた。
切れ目なく在宅生活を支えていただけたことは奇跡に近かった。

これが全国どこのエリアでも起こっていること。
むしろ、田舎暮らしの私が2ヶ月で決まったのはラッキーだったと思う。

訪問介護事業所はたくさんあるが、重度障害者のための重度訪問介護を24時間体制でやってくれる事業所は、本当に少ない。

これが現実…

「重度訪問介護の地域間格差」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/217881

障害があろうがなかろうが、自分の暮らしたい地域で暮らすのは、重度障害者にはあまりにもハードルが高い。

当事者になったからこそわかること。

毎日、安心して24時間在宅生活が送れてることが当たり前になるといい。
今、元気な人も、いつ自分が重度障害者になるかわからないから。

でも、結局最後は政治の力になっちゃうんだよなぁ…


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