見出し画像

なぜだか知らない

私は洋楽もたまに聴く。

好きな曲のひとつが、Norah Jonesの「Don't know why」である。

私がこの曲を知ったのは中学3年生の時。

当時私は受験を終えたばかりの頃であった。

知ったきっかけは家庭教師の先生。

私はある高校を受験していたのだが、試験の内容が、ちょっとしたペーパーテストと小論文と、あと面接による自己PRだった。

勉強嫌い授業まじめに聞かない宿題やらない嫌々やってた家庭教師の先生との勉強中寝ぼけ眼でやってたらデコピンされてしょっちゅう怒られる、という私が奇跡的に受かった時に母がかけた電話の先で先生は言葉を失っていたとのこと。

言葉を失ってはいたがそんな先生がおめでとうの言葉と共にプレゼントしてくれたのがアルバム「Come away with me」だった。

当時の私は洋楽のCDなどを買ったこともレンタルした事もなかった。初めて手にした洋楽CDであった。英語の歌はあまり聴き慣れていなかったが、聴いてみた。けれどもそんなに擦り切れるほどは聴かなかった。けれどもなぜか一曲目のDon't know whyだけはよく聴いていた。

時は過ぎ、私は日本のロックバンド「DOES」にのめり込んだ。そのヴォーカルのワタルさんがある時自身のブログでNorah Jonesの話題を出したのである。持っているアルバムの、しかもその中で一番好きな曲を、大好きなバンドマンが聴いていたと知り、なんだか嬉しかった。

このアルバムがリリースされた時、Norahは22歳だったとのこと。歌が作られたのは17歳とかそんな歳だったのではなかろうか。確か。

そんな10代20代そこそこの女子が「私の心はワインにどっぷり浸かってるけれども あなたはここに居る ずっと」としっとり歌い上げるのだからまいったもんよ。いいぞ。

歌詞的に愛する人が亡くなってなぜだか知らないけれども私行かなかった的な感じがするのだけれども合ってるのかしら。なにその。女版君の膵臓をたべたい的な。

Come away with me に収録されてる他の曲たちもとても良いしNorah Jones主演の「マイブルーベリー・ナイツ」もとても良いからぜひ聴いて。ぜひ観て。Don't know whyは映画には出てこないしNorahが相手役の人とチュッチュするやつだけれども。あとブルーベリーのタルトが食べたくなる。


おわり


ちょ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?