私の第1回目の人工授精がリセットした意味
ここのところ、noteの下書きを書いては公開しないという日が続いている。
メンタルが安定しないからだろうか。
時が経つに連れて、1回目の人工授精がうまくいかなった理由を探すようになった。多分卵子の状態が整っていなかったからであることは言うまでもないのだけど、この1回目は、それ以外にも失敗しなければならなかった理由があったはずだと思う様になった。
私は自分がドナー精子で選択的シングルマザーになると決めたことは、数少ない親友にだけ伝えている。
一人の親友は隣の隣の町に住んでいて、2ヶ月前に片道2時間かけて彼女に会いに行った。
私の話を真剣に聞いてくれて、背中を押してくれた彼女は、第2子を妊娠したばかりだと教えてくれて、私は妊娠菌をもらうために、彼女の愛用していたペンをもらい、子宝祈願の赤富士も描いてもらった。
そんな彼女に1回目の人工授精がリセットされてしまったことを伝えなければと思い、昨日メールすると、染色体異常が見つかり、今回の妊娠は諦めるしかなく、数日前に手術をしたと教えてくれた。
私は涙が止まらなかった。自分の人工授精がダメだった時よりも、1億倍悲しかった。
赤ちゃんを授かることは、本当に奇跡でしかない。
私の1回目の人工授精はおそらく受精してもないけど、でも、そのときに授かったかもしれなかった命は、会うことができなかった彼女のベイビーに今も寄り添ってくれているのだろうと思った。
私に不運な出来事が続いているので、実家からかなり遠いにもかかわらず、母が噂の小網神社に行ってくれて、お参りしてくれたと連絡をくれた。有名なお守りも買ってくれたらしい。
私は海外に住んでいて、お寺で子宝祈願はしたものの、お参りに行けるような場所はないので、とてもありがたかった。
家族や友達が私の幸せを願ってくれているということが、今の私を支えてくれている。
私は自分が大切に思う全ての人が皆幸せである中で赤ちゃんを授かりたい。
綺麗事のように聞こえるかもれないが、私一人では幸せになれないからだ。
次の人工授精の時は、私にとって大切な全ての人が、どうか幸せでありますように。
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