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『MINISODE 3: TOMORROW』のトレイラーには沢山の『The Name Chapter: FREEFALL』が詰まっていた。

『MINISODE 3: TOMORROW』のコンセプトトレイラーを見て感じたこと。
前作のアルバム『The Name Chapter: FREEFALL』がぎゅっと詰まっているなと感じました。

王子様だった自分達が、過去の忘れていた存在を思い出し「もう忘れないよ」と誓うストーリーでした。

自分達が王子様だった星にいた頃の記憶から始まり、本を閉じると場面は現代へと変わります。
「Growing Pain」のように星から現実へ来た5人。
星にいた頃は楽しく駆け回っていましたが、現実ではそうもいかない様子。
この箇所が「Happily Ever After」を彷彿させ"本を閉じても人生は続いていくが人生は童話のように永遠の幸せは続かない"と伝えているように感じました。

警官の男に事情聴取される場面からヨンジュンが「ごめんね。」と謝るところまでは「Dreamer」のような憂鬱さ、悲しさが感じられます。
"憧れた夢の前で結局頭を下げてしまうんだ"
"大人になろう、馬鹿げた話だよね"
現実にいる彼らが「約束」を果たす為に右往左往し、警官に話しても信じてもらえず…
まるで"夢を持たない大人"と"夢ばかりを持つ少年"が具現化されていたように見えました。

ダンスシーンでは「물수제비」のように石を水切りしたり、キャッチする彼ら。
心に入り込む感情という石を次々に外に投げ出しているような振付、ヨンジュンから意志を受け取って次々に回していくような心のキャッチボールをしている様子が見られました。

そして「Deep Down」のように自分の頭の上にあるものが王冠だと気付く。
ヨンジュンにとってキツネは"君は僕の希望の光"のように感じ、
もっと欲しいという思いが強くなり、展示場にいた剥製のキツネが大切な存在である君と重なり、持ち逃げしてしまいます。

バイクに乗って逃げる場面はまさに「Chasing That Feeling」
取り戻した名前と欲しい気持ちを追い求めるところが重なります。

そして待っていてくれたキツネの存在に5人が気付き駆け寄ります。
キツネの優しさと温もりに気付くところが「Blue Spring」のように感じました。

ざっと書きましたが、細かく見ると前作『The Name Chapter: FREEFALL』を連想させるシーンがたくさん出てきますので是非注目して見てみて下さい。

読んでいただきありがとうございました。


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楽曲解釈・レビューはこちら。