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地方公務員採用試験の面接模範解答集(大卒程度・社会人経験者・氷河期世代用)

おかげさまで毎年大変好評を頂いている特別区の面接対策記事ですが、「特別区は受験しないが、他の自治体の面接対策として使っている」という方がいらっしゃるようです。

そこで、特別区の面接対策記事から地方自治体全般に関わるパートを抜粋・編集し、その分安く提供することに致しました。


年間45万~50万もの人が受験する公務員試験。その中でも地方公務員採用試験を受験する方へ、「過去の面接でされた質問」、「その質問の意図・考え方」、「合格者、元講師の模範解答」を集約したテキストです。

近年、ほとんどの自治体が面接を重視するようになりました。

以前までは筆記試験の点数が最も重視されていたので、筆記試験で逃げ切る戦略をとることができましたが、近年は面接ができなければ合格は非常に難しい状況です。

たとえば横浜市の大学卒程度等(事務職)採用の場合、最終試験(3次試験)の合否配点は、筆記30点、面接630点です。

つまり、筆記試験が満点でも、最終合格にはせいぜい4~5%しか貢献しないということです。

そのため、面接次第で簡単に逆転が起こります。これはほとんどの自治体で同じ傾向です。


では、そんな重要な面接に対してどう立ち向かえば良いのか?

それは「予想される質問を知り、ベストな回答を用意する」ことです。

質問に対してその場で即座に考え、満足いく解答ができる人はいません。自己分析や志望動機を考えることも、結局は「事前に回答を用意する」ことに他なりません。

また、面接には「ほぼ正解が決まっている質問」というものが存在します。

たとえば、「住民からのクレームにどう対応しますか?」という質問。これは人によって回答が変わるものではなく、面接官が欲する正解が確かに存在します。

面接試験は本来こうした「知っているかどうか?」の質問ではなく、「その人ならではの回答が期待される質問」から評価すべきです。

にもかかわらず、「知っているかどうか?」の質問に満足いく回答ができなかった受験者には容赦なく不合格が下されます。公務員試験ではとりわけこの傾向が顕著です。

そこで、「正解が決まっている質問は無駄な時間をかけずに模範解答を見て覚え、浮いた時間を志望動機や筆記試験に投資すべき。」というコンセプトからこの答案集を作成しました。


◆この記事の特徴は以下の通りです。

・地方公務員試験に特化した内容です。社会人経験者採用でよくされる質問についてもカバーしております。

・紙の参考書とは違い、いつでもどこでもスマホで勉強できます。公務員試験においてスキマ時間対策は馬鹿になりません。

・万一、少しでもご満足いただけなかった場合は、noteの返金機能に従って、謹んで全額をお返しいたします。


☆面接対策記事とセット割をしております。単品か、セットか、どちらかお好みの方をお選びください。



頻出の「クレーム対処」は多くの受験生が苦手としていますので、無料でプレゼント致します!ぜひご活用ください。


「住民からのクレームにどう対処しますか?」

【質問の意図】
①クレームのストレスに耐えることができるか?
②クレームに対し適切に対処できるか?

 この2つが主に問われています。場合によっては面接官がクレーマー役になってロールプレイすることもある定番の質問です。

 地方公務員は、住民と直に接する仕事が多いため、クレームを受ける頻度がどうしても高いです。

 公務員に対して根っからの反感を持っている住民も残念ながらいらっしゃるので、懇切丁寧な対応をしても攻撃的な態度をされることも多々あります。 理不尽なことに、何ら落ち度がなくても怒鳴られることもあります。

こうしたストレスに耐え切れず、辞めてしまう職員は少なくないのが現状です。

 そこで、ストレスへの耐性を見極めようというのがこの質問です。

 また、クレームへの対処方法によっては、さらに事態を悪化させてしまいかねません。そこで、正しくクレームの対処方法を心得ているかも確かめています。

【解答へのアプローチ】
 一見難しそうな質問ですが、定番かつ間違いない解答というものが存在します。したがって、それをそのまま使えば容易にクリアできます。

手順は以下の通りです。

 ①相手の話を傾聴し、怒りの原因を探る 
 ②不快や不便を与えていることへの謝罪
 ③納得してもらえるように真摯に説明し、自身で対応可能な内容を提案する。(ただし、不当な要求に従ってはならない) 
 ④それでも納得してもらえなければ、上司に相談
   ※もし上司が不在ならば、相手の連絡先を伺い、後日対応を提案
 ⑤あまりに長引く場合や身の危険を感じた場合は、他のお客様へ不利益になるので警備員、警察に通報する可能性を提示
 ⑥もし事態が収まらない場合は通報

 志望動機の中で、「住民の近くで働きたい」といったことを話した後に、面接官から高圧的にこの質問がされるケースが多いので注意してください。

【模範解答】
「まず、相手の方のお話に真摯に耳を傾け、怒りの原因を探ります。
 次に、その原因から不快な思いをさせてしまったこと、不便をかけてしまったことに対し謝罪します。
 そして、納得して頂けるよう誠意をもって事情を説明します。もし私自身で対応できることがあれば提案します。もちろん、不当な要求は受け付けません。
 それでも納得していただけない場合は、上司に相談、対応を依頼します。
 不在の場合は相手の方の連絡先を伺い、後日連絡することを提案します。
 クレームが収まらない場合や、身の危険を感じたときは、他の住民の方の不利益になるので、警備員や警察へ通報することを検討します。」



「なぜ民間企業ではなく公務員を目指すのですか?」

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