スキズハンジソン
青春を背負い過ぎている。
過剰だとすら思う。
好きになってはならないと、いう人の方が、馬鹿だ。
関連ワードとしては、
自転車、二人乗り、夏の帰り道、君の少し伸びた前髪。
笑った歯が白い、ちょっと目が合っただけで、照れた、揺れる二人。
急に黙るから、雲が動く音まで、聞こえる気がした。
大きめのシャツが風を含んで、わたしと君の間邪魔する。
わたしにも、書ける気がする、夢小説。
主役は君だよ、ハン・ジソン。
夢小説って何かよく知らないんだけどね。
アイドルとしてのハンは、顔可愛い、歌上手い、ラップまでも上手い、かなりの素質が溢れている。むしろ素質が過剰だ。また、その一個一個の素質の質が異様なほどに良いのも、過剰だ。
また、本人が多くのことに自信満々なのも、大変に良い。
チャンビニにはじめてラップを披露することになったハニの全く物おじしない様子。
すごいなって言うしかない、チャンビニの素直さも、お母さん大好きだったけど、気まずさを一瞬にして消し去ったハニのスペックって、たぶんものすごいものなんだろうな。
どんな状況でもここまでは持っていけるっていう地点の高さと、そもそものセンスとスペックが、ものすごく高いんだもん。
魅せる事にも聴かせる事にも、自信があるからだろうと思うが、人前で表現するハニは、生き生きと、とにかく自然にすべてを表現する。
ハンは舞台の上でもずっと自然。
固まってしまったり、目が泳いでしまったり、そう言うことが一切ない。
設定過多な音楽祭の舞台の上ですら、彼はハニのままハニらしく力みのない、頭の回転の速さを感じられる素振りで表現して、それがとても洒脱でかっこいい。
力みの無さって出そうと思ったって出ない。
私は変な時に力んじゃって、長男出産で股が裂けましたよ。
難しいの、力まないって。
でもね、わたしの脳内主人公の君はアイドルじゃないんだよね。
普通の学生ハン・ジソンなんだけど、付き合ってるんだよね、わたしと。
わたし、付き合ってるんだよね、ハンと。
赤いバンダナしてる子が、彼氏です。
この、付き合ってるとかいいだしちゃってるのは、わたしのせいじゃなくて、ハンのせいなんだよ。
青春背負い過ぎてるから、どうしても付き合っちゃうんだよ。
見た目といい、中身といい、青春真っ只中な男の子すぎるんだよ。
離れようとしても、離れられないんだよ。
この妄想から離れられないんだよ。どうしろっていうんだよ。
これをみて、その妄想しない人は、ここ以外のどこらへんに性癖あるかんじですか。
繊細さと、ユニークさと、男の子っぽさと、いとしさとせつなさと心強さと。
頭の中で、ハニに付き合ってるわたしもヒトの事言えないけど、頭の中の世界があるひとは、他者と融合する部分が少ないんだよ。
この男の子を、アイドルとして昇華させた、JYPようやったな。ほんま、ようやったと思うわ。ハンもよくぞ、ここにたどり着いてくれたと思うよ。
ハンは感性の束が頭の中や心の中に、むき出しで入ってて、スキルを持ったから何かあれば人の何倍も表現に昇華できるけど、何かあれば人の何倍も感じてしまっているんじゃないかなと思う。
ただ、自分のモヤモヤや感情をラップないし、歌で表現できるハンはその事で、自分自身を救うことができるようになったかな。そうだといいな。
辛いこともあるかもしれないけど、これからもずっとプレイヤーとして、表現し続けてほしい。
ハニの孤独や不安は、誰かの孤独や不安までをも救うから。
わたし友達おおくないけど、別に彼氏いればいいし。
みたいな、そんな青春を送りたかった。
現実、彼氏も友達もいなかったわ。
この頃のハン・ジソンと、付き合ってるんだ。
一緒に帰ったりしてるんだ。
わたし、来週36歳になるんだ。
36歳って、分別のある大人ってことなんだ。
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