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サファリを楽しくするコツをガイドブックに載せるかor載せないか⁉

ライオンもゾウも鳥も……、どうぶつをたくさん見たい!
それがサファリの醍醐味ですよね。「サファリはドライバ―次第」と言われるように、様々な動物が見られると楽しさは倍増します。
そこで『まるまるサファリの本』のver.4ではサファリを楽しくするための、“国立公園攻略法”を書こうと考えました。

ただいま編集中

でもかと言って、あまりアレコレ書いてしまうと、逆にサファリがつまらなくなってしまうのでは? という心配もあるのです。なぜって……、

(突然ですが)スティーブン・スピルバーグ監督の映画って好きですか?
子供の頃、私は彼の映画の大ファンでした。
『ET』の公開時のインタビューで、こんなのを読みました。
―――あなたのイマジネーションってどこから生まれてくるのですか?
それに対するスピルバーグの答えは、

10歳の頃のある晩、「これから出かけるぞ。ブランケットとホットチョコレートを持って車に乗りなさい」と父親に起こされたそうです。既に夜中。いったいどこに行くの?何しに行くの?と聞いても、父親は何も答えてくれない。
到着した所は土手。夜中なのに大勢の人達で賑わっていたそうです。ブランケットを広げホットチョコレートを飲みながら、いったい何が始まるのかと聞いても、「待っていなさい」とただそれだけ。
そして彼がそこで見たものは、



星がシャワーの様に降ってきた!

……のだそうです。流星群ですね。何も知らなかったスピルバーグ少年はあまりのことに感動して感動して、宇宙に思い馳せ、そしてETが生まれたというのです。お父さんは子供の想像力を育ててくれたんですね。

日本の場合。
2012年の金環日食を覚えていますか?
滅多に見られない天体ショーに大騒ぎで、テレビや学校の授業では “なぜ太陽が環になるのか”を何度も説明していました。
当日私はズーラシアで見たのですが、金環日食の時間に合わせて早朝6時オープンにもかかわらず、子供達がたくさん集まっていました。
いよいよ太陽に月がかぶさり太陽が欠けていきます。
それを見た子供達は、



「本当だ、本当だー!」

何十年に1度の金環日食を生で見られる機会に恵まれたのに、その感想が答え合わせだったのです。「本当だ!」ですよ(泣)。

こんな話も。
ウチの近所にはホタルの生息地があります。毎年ホタルの季節になると、小さな子供を連れたお父さん、お母さんがやってきます。夜のお出かけにワクワクした子供達は、暗い森を飛ぶ小さな光を見ると目を輝かせます。口をポカンと開け、フワーっと飛ぶ光を不思議そうに目で追って、ものすごく嬉しそうな顔をするんです。そしてお父さんは……、



ホタルを捕まえて懐中電灯でその正体を明かしてしまうのです。
子供達の顔はとたんにつまらなそうに落胆。

答えを知らなかったらあの子達は、ホタルの光をティンカーベルのような妖精だと空想を広げたかもしれない。理科が好きな子なら夢中になって調べて、自分で光の正体に辿り着いたかもしれない。
子供達の持つ力を大人たちが潰してしまうような気がして残念なのです。

『まるまるサファリの本』で攻略法を書くのはNGだろうか?
攻略法の内容は、
・ゾウの大群がよく現れるのは〇〇のあたり。時間は××の頃が狙い目。
・フラミンゴが多く見られるのは〇〇月。~~な時に飛翔する確率が高い。
・チーターが見たかったら……
・早朝の絶景を見逃さないためにはetc. といったもの。

訪問時期やロッジの場所選びのヒントになるし、ちょうどゾウが大行進しているときに朝食を食べていた←などの「しまった」も減らせると思います。

でも一方で、サファリをする前から色々知り過ぎるのもつまらないかな、とも思うのです。私自身もこの攻略法を書くために徹底的に下調べをして、現地で取材して、ドライバ―さんやレンジャーさんの話を聞いて……という過程がとても楽しかったのです。
でも普通の観光客はそこまでやらないしね。

書くべきか、書かざるべきか……。みなさんどう思います?

コメントやページ一番下の「クリエイターへのお問い合わせ」やfacebookでご意見いただけると嬉しいです♪

取材でケニアに行ってきま~す♪という楽しそうなサファリは、まだ先です。次回に続く~。

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