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「面白い話をしよう!」と意気込まない。

漠然と面白い人になりたいという願望があります。
高校のときから思っています。

はっきりと記憶にあるのは高校生。ですが、もっとたどると、小学生くらいかもしれません。

私が小学生の時、祖母と一緒にいる時に戯けたのがきっかけだと思います。少し戯けてみただけなのに、祖母が笑って楽しそうにしていました。その楽しそうな表情を見て、人を楽しませるのっていいなと思いました。

「人を楽しませる」のも難しい話で、人によって楽しいと思うことが違うので、自分が楽しいと思っていても、相手が楽しくない可能性はあります。

自分は美術館に行った後に、その美術館について話すことは楽しいと思っていますが、そうじゃない人もいます。そもそも美術館を楽しい場所だと思っていない人もいます。

美術館に行って彫刻を見たときに感じた造形のこだわりについて語っても、面白いと感じる人は少ないです。

喋り方がいけないのか、話におちをつければいいのか、考えながら喋っています。

そんなある日、喋りながら「あ、この話面白くないな。」と思い始めました。1回ならまだしも、最近はよくあります。

どうしたものか。

考えてみたものの、なぜ面白くない話ばかりしてしまうようになったのかわかりません。

面白い話をしなきゃと思いすぎているのかもしれません。もしかしたら、あんまり意気込まない方がいいのかもと思い、普通の会話を心がけるようにしました。

これで普通に会話できるぞ、と思ってうきうきしながら出勤しました。

今日はどんな話ができるかな、と思っていました。
最近って普通なことってなにかあったっけと考えます。
ですが、普通の話は思いついても消えていきます。

どんどんと会話のネタが口から出てこなくなりました。

人と話していても、何を話したらいいんだろうとなってしまいます。無意識に面白いなと瞬間的にでも思った話しか、口から出なくなってきているのかもしれません。

面白い話以外は喋れない体になっていたなんて、、、。

結局面白いことを探しながら会話をしていくしないのでしょう。いつからこんなことになってしまったのでしょうか。いつかはちゃんと面白い話ができる人になって、この呪縛から解放されたいです。

私が生きることができるようになります。