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英訳が3秒でネイティブ級に。文脈で訳す新習慣

先日、海外のYahoo掲示板のようなサイトで、AIが数ヶ月にわたってAIとバレずに人間と会話していたというニュースがあった。

AIの回答をちょっと読んでみたのだけれども、それはそれは自然な言葉で、内容もAIが考えたとは思えないぐらいのものだった。

例えば、人生に悩んでいる人へのアドバイスとして、"自分も小さい頃に悩んだことがあって、その頃を乗り切ることが出来たから今がある"、というような応えをしていた。

これは、掲示板のような言語が蓄積される環境で、良いと評価された回答をAIが蓄積して覚えていったからだという。すごい時代ね。

選ぶべき言葉を選ぶべきタイミングで選ぶのはとても難しい。これは母国語でだって難しいのだから、もし外国語になったらいわんやいかに、である。

今回は、「これって英語でどういうの?」となってしまった時のお話。

単語単語で調べるけれども

仕事や調べ物で、咄嗟に日本語で言いたいことが思い浮かんでしまって、ああ、これは英語で言えないやつだなあと思ってしまうことはよくあるわけで。

そんな場合、これまではインターネットで単語を調べて文章にするのだけれども、「うーん何か違う気がするなあ」と思うこともしばしば。

普段使わないような難しい単語になってしまう時とか、直訳するとそうなんだけど絶妙に言いたいことじゃない気がすることとか、結構出てくる。

これは、単語を文脈から切り離して選んでいるから。心で言いたいことではなくて、頭で考えて言おうとしているからこうなってしまう。

言いたいことを汲んでくれる翻訳

とは言え、これまで文章をまるっと上手に翻訳してくれるものなんてなかった。翻訳するだけならばGoogle translatorなんかがあるのだけれども、やっぱり違和感が残るなあという感じ。

そんな時に知ったのが、DeepLという翻訳サービス。

このDeepLもAIを使って、様々な文章を覚えさせ、その蓄積から最適な訳語を創り出すというまさに今の時代なサービス。

使っていて面白いのが、言いたいことを打っているその最中から訳語がどんどん変わっていくこと。文章によっては、『、』や『。』を打つかどうかだけで翻訳が変わることも。

ちょっと難しめな文章でも、こちらの意図を汲んで訳してくれる。

例えば、イジワルしてことわざを打ってみても、直訳と意訳が出てきた。これは、素直にすごいと感心してしまった。

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文脈で翻訳するという新習慣

これまでの英訳には、言いたいことをなんとなく英語の文章にして、しかもそれに合う単語を選ぶという2重の手間が掛かっていた。

一方で、DeepLを使えば、むしろ言いたいことをそのまま直接入力する方がより言いたいことに近くなって返ってくる。

最初は、日本語の文章を入れてそのまま翻訳というのに慣れなかったのだけれども、今ではむしろDeepLから学ぼうというぐらいの信頼度に。

こんなことを言いたいなと思って日本語を打ってみると、直訳すぎない、でもかっこつけすぎない、ちょうどいい英訳を返してくれる。

なんだか、英語の先生が自分のためにいるみたいな感じ。

これは、英語の先生は大変だろうなぁ。その場で外国語で話したことを即時に翻訳、までは少し時間が掛かるかもしれないけれども、遠くない未来でしゃべり出すと思うよ。DeepL。

英会話レッスンできそうなぐらいの精度とレスポンスは既に持っている。AIとレッスンして英語を学びましょうというサービスは、数年以内には確実に出るだろうなあ。

まとめ

こんな感じで、DeepLを使って文章で訳してみよう、というのが今日のお話。

ちなみに、DeepL、サイトでの翻訳の他に、インストールすることでPCに常駐もできるそうな。英訳したい文章を選んでCtrl+Cを二回押すと、もう英訳してくれる。とても便利。

言語の壁はどんどん下がっているなと感じた今日でした。

とは言え、先日会社辞める直前にネイティブから、”It is the really short timer.” と言われて、はーんと思った。

最初は”???”だったのだけど”あーあ、なるほど"Short timer”ね、とやたらと感心してしまったのだった。こういう言い回しは当面AIからは出てこないだろうなあ。

言葉って面白い。

まあ、ともあれ、DeepL。一度使って見て下さい!リアルタイムで翻訳されていくのは見てて面白いですよ。

ではでは。

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