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No.6 PIERRE HERMÉ PARIS 5粒入り


パティスリーの考え方のショコラ

PIERRE HERMÉ PARISではホワイトガナッシュが食べたくなったときにマカロンは購入していたのですが、ボンボンショコラは購入したことがありませんでした。

今年、とあるイベントでPIERRE HERMÉ PARISのショコラの話を聞きました。

元パティシエだからショコラもパティスリーの考え方で作られている。
 味の変化はショコラ → フィリング → ショコラ。
 余韻がショコラで終わるのがいいボンボンショコラという考え方。
 余韻が砂糖だと、それはコンフィザリー(砂糖菓子)だ。』


この話を聞いて興味が出ました。購入を決意するきっかけができました。
よし!青山に買いに行こう!!と思ったらコロナで外に出られなく...

オンラインショップで送料無料キャンペーンがありましたので一箱購入しました。

冷蔵でキンキンに冷えて配達されますので、到着後すぐに食べるのではなく室温に戻してから食べた方が美味しく食べられます。

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ボンボンショコラの簡単な説明が載った冊子が入ってます。

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ボンボンショコラは薄いフィルムで守られてました。

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濃く甘いカカオの香りがふわっと漂います💕

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テイスティングの日時と環境

日付 5/2
時間 9:00
場所 自宅
室温 22.5℃

美味しく食べられる室温だと思います。
ショコラに触ると指先に吸い付くような状態で、
口に入れるとすぐにとろけそうなイイ感じの温度になっていました。

1粒を4等分して30分くらいかけて愉しんでます。
必要に応じて分解しています。

事前にショコラに関する情報は見ていません。
半分食べて、情報を探して半分食べるという具合です。
文字で認識して初めて気づく風味があったりします。


Ispahan(イスパハン)

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ローズとライチ風味のパートドフリュイ、フランボワーズ風味ガナッシュショコラノワール、ショコラノワールコーティング

◇食べて感じた味
コーティング(ビターチョコ)
 カカオ  ★★★★☆
 苦味   ★★☆☆☆
ガナッシュ(ビターガナッシュ)
 カカオ  ★★★☆☆
 ベリー  ★★★☆☆
 クリーム ★★★☆☆
ゼリー
 フルーティ★★★★★
 フローラル★★★★★
 甘味   ★★★☆☆
 酸味   ★★☆☆☆
 苦味   ★★☆☆☆

◇コーティング
カカオ70%くらいの濃さと苦味。

◇ガナッシュ
硬さはしっかりめ。
フランボワーズをほんのり感じるクリーミーなビターガナッシュ。

◇パート・ド・フリュイ
底の薄いパート・ド・フリュイの味がとっても濃く、最後まで溶けずに残るため最初から最後までずっと濃い味を感じることができます。

◇余韻
ほんのりカカオの苦味、パート・ド・フリュイの甘味。
パート・ド・フリュイが最後まで残るので、最終的にはパート・ド・フリュイの甘味が余韻として残ります。
カカオとガナッシュの風味は溶けている間が最高潮です。

華やかなイスパハン風味とビターなカカオは相性バッチリです。
最初から最後まで濃い味が途切れず、イスパハンが満喫できて愉しい1粒でした。


Ouvre-toi(ウーヴルトワ)

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◇食べて感じた味
コーティング(ミルクチョコ)
 カカオ  ★☆☆☆☆
 ミルク  ★☆☆☆☆
プラリネ(上段)
 胡麻   ★★★☆☆
 香ばしさ ★★★☆☆
 塩味   ★☆☆☆☆
プラリネ(下段)
 胡麻   ★★☆☆☆

◇コーティング
ミルクチョコは薄味。カカオ感はあまりなく、微かにミルクの風味。

◇プラリネ(上層)
胡麻の粒とフィヤンティーヌで食感が楽しい層。
フィヤンティーヌを転がしてたら舌に刺さりました(笑)鮮度良好!!
胡麻の存在感はあるけれど主張はそこまで強くなく、ほどよく香ばしい。

◇プラリネ(下層)
滑らかなガナッシュの中に微かにキャラメルの風味を感じたのでキャラメリーゼされた胡麻が入っていたと思います。
室温24℃でかなりとろとろの状態でした。
非常~になめらかでサラッととろけるプラリネです。

◇余韻
ほんの~り胡麻の風味、フイヤンティーヌの香ばしさ

胡麻入りショコラは胡麻の存在感が強すぎることが多いとバレンタイン時期に感じていましたが、Ouvre-toiは胡麻の風味とチョコレートを丁度いい塩梅で胡麻の余韻を愉しめるショコラだと思います。いい胡麻ショコラだなと思いながら食べてました。


2日目

日付 5/3
時間 9:00
場所 自宅
室温 24.0℃
保存 ジップロックで床下収納

Infiniment Cchocolat au Lait(アンフィニマン ショコラ オレ)

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◇食べて感じた味
コーティング(ミルクチョコ)
 カカオ  ★☆☆☆☆
 ミルク  ★★☆☆☆
 苦味   ★☆☆☆☆
ガナッシュ(ミルクガナッシュ)
 甘味   ★★★★☆
 カカオ  ★☆☆☆☆
 キャラメル★★★★☆
 ミルク  ★★★★☆
 クリーム ★★★★☆

◇香り
キャラメルとミルクの香り

◇コーティング
非常にさっぱりしたミルクチョコレートという印象。中のガナッシュの風味が強すぎてそのように感じたのかもしれません。コーティング部分だけ食べるとガナッシュ部分にはない苦味を微か感じたのですが、何の苦味なのかはわかりませんでした。とりあえずメモで苦味★1つ。

◇ガナッシュ
しっとりなめらかで、口に入れるとすぐにとろけます。
キャラメルの香ばしい風味を感じられ、ガナッシュが溶けながらキャラメルの甘味とミルクの風味、クリームの滑らかさ、焦がした砂糖のような苦味も感じました。四角い固形のキャラメルと、プリンの底にあるカラメルのような風味のどちらも感じ取れるガナッシュ。

◇余韻
ミルクの濃い風味、キャラメルの香ばしい風味、舌に残るキャラメルの甘さ。

キャラメルとミルクの風味が豊かな一粒です。塩キャラメルショコラではなくてミルクキャラメルショコラを食べたいという人におススメかなと思います。


Infiniment Vanille(アンフィニマン ヴァニーユ)

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◇食べて感じた味
コーティング(ビターチョコ)
 カカオ  ★★★★☆
 甘味   ★☆☆☆☆
 酸味   ★★☆☆☆
 苦味   ★★☆☆☆
ガナッシュ(ビターガナッシュ)
 カカオ  ★★★☆☆
 塩味   ★☆☆☆☆
 バニラ  ★★★★☆
 ミルク  ★★★☆☆
 クリーム ★★★☆☆

◇香り
濃いカカオの香り

◇コーティング
カカオ70%くらいの濃さ。
苦味の中に甘酸っぱさも感じるフルーティなビターチョコレート。

◇ガナッシュ
なめらかなバニラ風味のガナッシュで、バニラビーンズも入ってます。

◇余韻
カカオの濃さと微かに苦味、バニラの甘さと香り。
味の変化はショコラ→フィリング(バニラ)→ショコラ。
カカオの濃さが最後まで舌にじんわりと残ります。
上部のコーティングが少し厚めでフィリングの方が先に溶けてなくなるので、最後はしっかりカカオの味で締まります。カカオで締まるとショコラを食べたという気分になりますね。

カカオの苦味はバニラの風味で中和されるので、苦いのは苦手という方でもきっと美味しく食べられると思います。


3日目

日付 5/4
時間 9:30
場所 自宅
室温 23.5℃
保存 ジップロックで床下収納

Chloé(クロエ)

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◇食べて感じた味
コーティング(ビターチョコ)
 カカオ  ★★★☆☆
 苦味   ★★☆☆☆
ガナッシュ(ビターガナッシュ)
 カカオ  ★★★☆☆
 ベリー  ★★★☆☆
 クリーム ★★★☆☆

◇コーティング
甘味酸味は特に感じなかったビターなチョコレート。

◇ガナッシュ
弾力あるフランボワーズ風味のガナッシュ。
滑らかでコーティングより先に溶けます。
ブランボワーズの風味をしっかり感じますが、思った以上に早く溶けたので、フランボワーズとクリームが半々くらいの味の印象でした。

◇余韻
味の変化は「ショコラ→フィリング(フランボワーズ)→ショコラ」。
上部のコーティングが厚めでガナッシュが先に溶けるから最後はショコラの余韻です。

一箱食べ終わって

余韻が「 ショコラ → フィリング → ショコラ」 となっているのはよくわかりました。1粒1粒の味は濃いめで美味しいです💕

Infiniment Vanille(アンフィニマン ヴァニーユ)とChloé(クロエ)は余韻でバターの風味を濃く感じました。ガナッシュを食べてクリーム強いなと思うことはあってもバターを感じた記憶がないので新鮮でした。バターが入ってるとわかるだけでパティスリーっぽく感じてしまいます。バター美味しい🐄

他のボンボンショコラもどんな味なのか気になります。外に出歩けるようになったら青山のお店に買いに行きたいです。

またひとつ楽しみが増えました🍫

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