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今日のおやつ:しるこサンド塩=14点(私怨あり)

今日はしるこのせいで嫌な記憶を思い出したので、私怨でかなり減点されている。
何もなければ30点だった。


しるこサンドレポ

今日のおやつはしるこサンドの塩。
こやつにはショートニングが入っているが、洋菓子ではないのでなんか許す。
バターが味の肝になる洋菓子と違って、和菓子は別に油が多少アレでもいい。スーパーに売っているような安いお菓子だし。
あとは名古屋民としてしるこサンドに対して、一応は無二の価値を認めているので、許してやらなくもない、といったところ。

今日は無性にカロリーをぶち込みたい気分だったのもある。
先日のおやつレポ(チョコインスナック)に書いたとおり、カロリーをなんでもいいから取りたいという時は原材料など気にしない。
そういうときはドカ食いの大好きなもちづきさんのように、とにかく食べることしか頭になくなるためである。

この生活を続けると、1ヶ月で5キロとか余裕で増やせるから自重しなければならない。
あすけんで1日の摂取量制限をしていないと本当に終わる。
仮に朝に食べすぎたら、あとはプロテイン以外取らないというような雑リカバリーを行うことにしている。

巷では腹八分目で食べれば痩せるとかいう、満腹感を当てにした健康法があるが、満腹感なんて信用してはいけない。
私のは特に、感覚が鈍すぎて使い物にならない。

アレに頼ったところで、強いてわかるのは1日に3000kcal食べた時と800kcal食べた時の区別くらいである。
はち切れそうで吐きそうか、足りなすぎて眩暈がするかというだけだ。
あとは大して差がない。

さてしるこサンドのお味はというと、"感じとれないほど微かなあんこ"と"塩"と"べたべたの油"である。

和菓子にしては珍しく油脂を使っているので、手に油がつくし食べた後もしばらく油っぽさで気分が悪くなる。
後味で言ったら最悪の部類に入る。
いつもならマズイで終わりだが、今日はカロリー食べたいデーなので許す。

しかし、しるこサンドを食べるたびに思うのだが、あんこの味と風味が薄すぎやしないか。
真ん中に入っているあんこ部分だけ食べたことがあるが、砂糖だった。香料でギリギリあんこ要素を足しているのだが、およそ小豆の味はしない。

しかしサンド部分の甘いザクザクのプレッツェル部分が、妙に食欲をそそる。塩も効いているので油のベタベタ加減も多少緩和される。
おそらく油まみれのフィッシュ&チップスにビネガーをかけるのと同じ理論である。


小3の泥水しるこ

完全に八つ当たりだが、「しるこ」とみると、小学3年生に食べた、不味すぎる給食のお汁粉を思い出してイライラする。

およそ、あんこが入っているとは呼べないようなほぼ水の汁。薄い小豆色をしており、泥水感が拭えない。
そこに、白玉とは思えないような苦味とシリコンゴムのような異常な弾力性を持った白い球体が数個浮かんでいる、唾棄すべきメニュー。

説明でわかると思うが美味しいわけがない。
一口食べて吐き気がした。
私はグルメなのだ。

いや残させてくれよ

食べられるわけもないから残そうとしていた。
しかし当時の私は担任の老婆から異常なまでに嫌われており、それが叶わなかった。小学3年次の担任は度々私に嫌がらせ、もとい虐待をしてきた。

他の生徒が残しているのに何故か私だけは許されず、「何をしている」と言って呼び止められた。

そして他の生徒が汁粉を容器に戻しているのをよそに、
「お前は最後まで全て食え」
「作った人に申し訳ないと思わないのか」
だの言ってきた。

しまいには
「食べ終わるまで席を立つな」
と命令して座らせてきた。

何故そんな堂々とダブルスタンダードで話せるのか、正気を疑った。
隣のやつにも言えよ。もしくは私にも何も言うなよ。
と思って無視して捨てに行こうとしたら、肩を抑えこまれて阻止された。

しかたなく食べるハメになり、私はえずきながら半泣きで食べた。本当に不味すぎる。白玉からタイヤのゴムのような臭いがする。誰だこのメニュー考えたやつ。
給食費が足りないなら、無理して和菓子なんて材料が物を言う分野に手を出すんじゃないよ。
ちなみにうちの学区の給食費は当時、一食210円だった。

老婆はえずく私を見て、非常に楽しそうにしていた。
加虐趣味がすぎる。教師やめた方がいいよ。もう今は定年退職してるだろうけど。

掃除の時間始まったけど?


えずきながらゆっくり食べているので給食の時間内に間に合うわけもなく、掃除の時間が始まってしまった。

しかも、老婆はまだ嫌がらせをやめる気はなかった。

他の生徒が掃除のために給食セットを片付け始めているのを制止した挙句、
「お前のせいで給食の食器が片付けられない」
「みんなの時間を無駄にしているのはお前」
とか、いちいち気に触ることを言ってきた。

今気づいたけど、「みんなの時間を無駄にした」と怒る人を見ると腹が立つの、こいつのせいか?もしかして。

苦々しい顔で食べていると、掃除の時間も終わりが近づいてきた。
老婆は、他の大人の仕事に支障が出ては悪事がバレて困ると考えたのか、生徒に、箸入れ以外の給食セットを片付けるよう指示した。

箸入れは、私に持たせて謝りに行かせたいため残せ、と仰せだ。
そして私に向きなおった老婆は、
「お前がさっさと食べ終わらないから、こんな時間に片付けるハメになったよ」
とかいう嫌味を添えてきた。
腹が立つので全て無視しながら食った。
内心、うるせえ黙れババア、クソ、と罵っていた。

結局食べ終えたのは、給食の片付けも掃除の時間も終わり、さらに昼休みも終わる頃だった。

クラスメイトは私を哀れに思ったのか、途中で老婆のいない合間を狙って、何人かが
「大丈夫?」
「こっそり片付けないの?」
と聞きにきた。

確かに、何も言わずに給食員さんにお汁粉ごと食器を渡しに行ってもいいのだが、あのババアのことだ。
食べ終わった実物の皿を見せないと、
「食べ終わってもいないのに片付けたんだろう」
とかなんとか言ってまた難癖をつけるに違いない。
実際、「見ていない」ことを理由に難癖をつけられたこともあった。

そうなったら、今度はそれを理由にして、午後の授業いっぱい、黒板のあたりに立たされる。

私はクラスメイトの心ばかりの気遣いに礼を述べた後、こう言って説明しておいた。
おい、可哀想な物を見る目で私を見るな。

間話:教師の嫌がらせ攻略情報

ちなみに私がいつも立たされている黒板は、後ろのやつじゃなくて前のでかいやつだ。
教室の前方で、クラスメイトの哀れみの視線を受けながら、授業中も休み時間も関係なく、いつも数時間立たされていた。
他の生徒は、立たされてもせいぜい後ろの黒板か、自分の席なのだが。
そして30分もしないうちに座れるのだが。

そして午後に立たされた場合、帰りの会が終わって全員いなくなった後、放課後の薄暗い教室で、相手の気が済むまで罵倒される。
こうなるとなかなか帰れなくて厄介なのだ。

立たされたのが午前なら、給食を境目にして席に戻してもらえる。

攻略ポイントとしては、いずれの場合も、なんでもいいから悲しいことを考えて泣くことだ。
大好きな友人の死の想像でも、今現在失われている自尊心のことでも、未来への絶望でも。
泣きさえすれば相手は満足し、早めに席に戻してくれる。
癪なので稀にしかやらないが。

ちなみにこれは小ネタなのだが、午前に立たされた後、いつも給食時に戻してもらえるからといって、相手の返答を待たずに座ってはいけない。
「何を許可なく戻ろうとしてるんだ」
と怒られて延長が入る。

このルートに入ると、給食時間の後半に差し掛かるまで動くことを許されない。
そして後半になると、
「なんで座らないの?先生が虐待してるみたいだからやめてくれない?」
と言ってくる。ここで初めて席に戻っても良いことになる。

いやどう考えてもしてるだろ、虐待。1年の中で立ってる授業の方が多かったんだが?

ようやく食べ終わった昼休み

そういうわけで、いちゃもん回避のために、食べ終わった空の容器を老婆に見せに行った。わざわざこのために、離席している老婆を探しに行った。
「食べ終わったんで、片付けていいですか」
と報告した。
するとあろうことかあの老婆、
「わざわざ見せに来たのw」
とか鼻で笑いながら言ってきた。

うるさいな。別に従順になったわけじゃない。
お前にいちゃもんつけられないための防止策だよ。
そして、またいくつか嫌味を言われた後ようやく解放された。

食器片付けで箸を折る

私は片付けのため、老婆が残すよう指示していた格子状の金属製の箸入れに、箸を入れようとした。
イラつきすぎて格子の隙間に箸を刺してしまった。
無理やり戻そうとして箸を折った。
給食員に謝る内容が増えてしまった。

食器を渡しに1階の調理室まで足を運んだ。
なぜ、私だけ給食ひとつでここまでされなきゃいけないのか。
涙が出てきた。
すれ違う生徒に不審な目を向けられる。

そりゃ、昼休みも終わるのに給食を食べ終わってないなんて変だろうな。
しかもなんか泣いてるし。

一階の給食調理室の前は、昼休みに走り回る生徒のせいかちょっとほこりっっぽかった。

中に入り、給食員さんに
「遅れてすみません。食べ終われなくて。あと箸もうっかり折っちゃって」
と食器と箸入れを渡した。すると
「ちゃんと食べて偉いけど、次はもっと早く持ってきてね」
と返された。

笑いそうになった。出来るならそうしてるよ。

その日はもう満足したのか老婆に立たされることもなく、普通に友達と帰ることができた。

放課後まで叱られている日は、毎回待たせてしまっているので申し訳なかった。
「面倒だろうから先に帰ってていいよ」といつも言っているのだが、優しいことに毎回待っていてくれる貴重な友人2人がいたのだ。

帰宅しても休めないの草

その日は疲れ果てていた。
だというのに、自宅マンションの扉を開けようとすると、扉を貫通する音量の怒鳴り声が聞こえてきた。
うちの家族の喧嘩である。
もうすでに疲れた。

というか、実はマンションに面している道路を歩いていても、声が聞こえていた。
「なんか聞き覚えのある声だけどまさかうちじゃないよな」と思ったが、やっぱりうちだった。
ため息をついてから入ると、母が父親と怒鳴り合っていた。
平日なのに珍しく休みらしい父は、ケンカという最も非生産的な行為に休日を消費していた。
暇なの?

私向けに直接嫌味を言われるのも不快だが、家で喧嘩が絶えないというのもこれまた不快である。

私が帰ってきたことが空気が変わるきっかけになったのか、2人は一応休戦したようだった。
父親は物に当たってから部屋に帰って行った。

あとで母に
「先生に叱られて給食を無理やり食べさせられた」
と言ったら、
「教師も悪いけど、あんたも生意気だからそんな目をつけられるんだ」
とすげなく返されて終わった。
他には、
「授業を聞いてもいないのに、毎度高得点を取るから嫌われているんだろう」
と、妙に担任教師に同情的な態度だった。
おそらく同じような理由で私に腹を立てていたのだろう。

やれやれ、私の味方は、多く見積もっても同情的なクラスメイトだけか。
その日はゲームした後、ふて寝した。

採点は14点(私怨入り)

「しるこ」と聞くと、ここまでの嫌な記憶が連想ゲームで思い起こされるので嫌いだ。
2度と飲まないぞ、お汁粉なんて。

というわけで、しるこサンドにはなんの恨みもないし、この記憶がなければ30点くらいだが、食べるたびに思い出させられるので14点ということにした。
完全に私怨。

でも名古屋土産としてはいいと思う。
私ほど市販のお菓子をボロクソに言っている人は見たことないので、大抵の人は美味しく食べているはず。


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