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『川っぺりムコリッタ』映画感想文

公開中の『川っぺりムコリッタ』を鑑賞してきました。

「かもめ食堂」の荻上直子監督が2019年に発表したオリジナル長編小説を、自身の脚本・監督で映画化。松山ケンイチ主演、ムロツヨシの共演で、孤独な青年がアパートの住人との交流を通して社会との接点を見つけていく姿を描く。タイトルの「ムコリッタ(牟呼栗多)」は仏教の時間の単位のひとつ(1/30日=48分)を表す仏教用語で、ささやかな幸せなどを意味する。

まずは出演している方々が、皆さん大好きな役者さんだったので、それだけで、この映画はかなり好きです。

映画監督自身が資金を集め、自身の脚本で撮る作品って、最近役者さんを豪華に起用しがちなんですかね。薬師丸ひろこさんをあんなにそっと起用するとは、ちょっとびっくりしました。

映画のお話し内容とは直接関係のないシーンですけど、浮浪者役の知久さんと少年の演奏のシーンは『おっ』と座り直しました。

知久さんといえば、イカ天世代には懐かしい『たま』のギターの方で、眼光の強めのカッパっぽい頭だった人です。

弾かれる音が やさしい。

↓こちらがそのシーン

こどもがバッハというシーンがなぜだか一番好き。
話さない男の子が久しぶりに発した言葉だったんですね。

映画で描かれる電話は、逝った人と今を生きる人をつなぐ道具のような役割をイメージしているんだろうか・・・。廃棄されている大量の電話が胸にくる。

ムロツヨシさんが演じる島田さんのちょっかいも愛らしかったです。人との距離感とか空気を読むとか全くしないキャラクター。

私は一定距離をとってほしい方ではあるけれけど、人との距離をぐいぐい詰めていく人というのは、やっぱり愛らしいと思うし、人に愛されているなぁと感じます。


そして、この映画を観ると食べたくなるのは炊きたてごはんにイカの塩辛ですよねー。映画の舞台となった 蛯米水産加工の食べ比べセットをポチ買いしてしまいました。

★塩辛食べ比べセット・・・1650円
赤つくり/黒つくり/ホタルイカ
臭みもなくナチュラルな優しい味わいでした。

★味噌漬け食べ比べセット
金目鯛/さけ/ぶり・・・1980円
金目鯛は特に脂がのってて美味しかったです。
ぶりは味噌漬けにはあんまり向かないよう気がする。

★昆布食べ比べセット
さす/いか/白えび・・・2860円
これは高級寿司店で出てくる感じ。酢飯で握りたかった。

海産加工品と共に川っぺりムコリッタ新聞も入っていて、富山の観光スポットや監督のインタビューなどが記事になっていました。

グルメ取寄なら富山県からイカの黒作りや産地直送品をお届けする「えびよね」 (ebiyone.jp)

ささやかなシアワセ ごちそうさまでした。
今度は富山に行って海の幸を堪能したいなぁと思いました。

いつも読んでくださり
ありがとうごさいます。٩(๑❛ᴗ❛๑)۶








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