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無色透名祭2に参加してみて

こんにちは。ボカロPのchocolatです。


この度は、無色透名祭2というイベントに参加してきたため、その感想をつらつらと書いていこうかと思います。

私自身このイベント参加は初めてで、なんならボカロPになったのも今年からなので、前回開催のことはあまり深く詳しく知らない状態でした。そういうわけでとてもとても楽しみでした。




投稿した曲


タイトルすらも付かない今日を
というタイトルで(ややこしい)、GUMIさんに歌ってもらいました。

GUMIさんあなたほんといい声してるよね。好きです。



完成までの経緯


この曲は無色投稿フォームの締切に追われながら、2日でなんとか完成させました。実はこの投稿祭が行われるときいて事前に何度か曲を作っていました。ですがいざ聴いてみると納得いかず……歌詞も思うように進まず……という難航具合で、製作中だった曲は4~5回没になりました。あれよあれよと締切日が近くなるので、焦りつつ絞り出して制作したのが今作になります。

ちょうど曲作りをしていた10月上旬頃は季節の変わり目のせいか気分の落ち込みもあったりして、歌詞面で難航していた原因はこれもあるかと思います。そんなプチスランプの末にできた曲がこれでした。あまり気取らず飾らず、そのままを詩にしていこうと思った結果ああいう歌になりました。私にしては少しネガティブめな歌詞かな?とも思います。(投稿済3曲が結構ポジティブめな歌詞な傾向だと思うので)

個人的にポジティブな歌を心がけているのですが、曲を聴く時に気分的にそうはいかない日もあると思うので、いろんな気分に寄り添った歌が書ければというふうには思います!



反応

今まで自分が出した曲の中で1番再生されました。純粋に、とても嬉しいです。誰かの耳に届くならこれからも曲作りを続けていきたいとそう思います。
マイリスもいままでで一番多く、本当にうれしいです!
これを機に私の曲聴いてくれたらうれしいな…

ただその反面、無色曲全体というくくりで見ると比較的再生数は少ない方で、数ある曲の中に埋もれてしまったことはとても悔しいです。開始1秒でもっと人を惹きつけられるような編曲技術を鍛えたいです。これは私の今後の課題でしょうかね。

欲を言うなら、ファンアートが出来るほどのクオリティの楽曲を作りたいですね。ある種ひとつの目標かもしれません。

ネタバレ後、FFさんからの感想が増えて嬉しいです。ネタバレ前にも動画内にコメント頂けてとても嬉しかったです。本当に、ひとつひとつ大切に読んでいます。月並みではありますが非常に励みになります。



気づいたこと


個性大事!! もう、これに尽きます。

無色透名祭は作者非公開の段階で、同時にアップロードされた新曲を聴いていくイベントです。その中で作者は誰か予想する方もいらっしゃるかと思います。
私もリスナー側としても楽しませていただいたのですが勝手に作者さんを予想していました。

その時に

・曲調 :テンポは速いか遅いか 拍子はいくつか 4つ打ちかエイトビートかなど
・曲中に出てくる音 :例えばドラムなら生っぽい音かパットっぽい音かなど
・使用音源と音作りと処理 :ドラムやシンセ等に使われている音が軽め重め高め低めなど…
・ボカロの調声(個人的にはここに1番作者の個性が出ると感じました)
・歌詞のテーマ、世界観、言葉の選び方など

おもにこの要素に注目していたことに気づきました。


ちなみに名前を伏せられた状態でピンと来た曲は以下の通りです。
( 曲名/作者(敬称略) )

・ アサルトコード/ふゅゅ××

前奏のリスカピアノがボカコレ投稿曲「ロストマジックロスト」を彷彿とさせるような曲調だったこと、使用ボカロが「ロスト〜」と同じ星界と冥鳴ひまりだったことから予想しました。


・ のだ/大漠波新

こちらもボカコレ投稿曲「あいのうた」を彷彿とさせるドラムの音作り(特にスネアの響き方)、初音ミクと重音テトの調声、アップテンポで転調の多い曲調、韻を踏んだ歌詞から予想しました。

ちなみに以前から気になってはいたのですがこの曲を機に完全に大漠波新さんのファンになったのでこれからたくさん曲を聴いていこうと思います。

あとMV版めちゃめちゃよかったです最高。


・ リビングデッドランカー/メドミア

前回の無色透名祭投稿曲「キッカイケッタイ」を彷彿とさせるミクと可不のデュエット、速めのテンポから予想しました。


・ 右乳首からみりんが出たならば/木村わいP

これまで投稿された数々のネタ曲を彷彿とさせる歌詞の内容とミクの調声(dark?予想です)から予想しました。


・ アンクシャス/あぢさゐ×暖炉P

GUMIの調声が完全にあぢさゐさんでした。(GUMIはV6でしょうか?)
暖炉Pさんは申し訳ないのですがこのイベントで初めて知ったのでこれから巡回させていただきます!


・ ワーニングタイム /youまん

GUMIの調声(おそらくpowerでしょうか?)、シンセ(?)の音、メロディーラインの音域から予想しました。


とはいえ、動画内コメントでも予想の声が多く挙げられてた印象も感じるので、この曲達は特に作者さんの色が濃く出ていたのかな、と思います。ほんとに個性大事、マジで。

それを踏まえた上で、自分の楽曲にも揺るがない個性がほしいと痛感しました。

私は今年の8月にボカロPとしてデビューしました。私は比較的広く浅く、どんなジャンルの楽曲でも作りたいという気持ちがあり、これまで投稿した3曲(無色含めると4曲)は全て曲調が違います。

投稿した順に挙げると

①バンドサウンド×疾走感×爽やか系
②ミドルテンポ夏曲爽やか系
③EDM基調のドリームポップ系
④しっとりバラード系(無色曲)

こんな感じです。

私はもともと、聴く曲のジャンルが割と広い方かもしれないと思っています。
例えばボーカロイド曲でしたらロック系統やEDM系統もどちらも聴きます。ポエトリーリーディング系も素敵だと思います。Pさんを巡回することもありますし、ジャンルで検索をかけて聴くこともあります。
ボーカロイド曲以外で挙げるなら、邦楽ロック、洋楽ロック、EDM、JPOP(シンガーソングライター系)、アイドルソング、アニメソング、ジャズなどなど……。最近はK-POPやレゲエも聴くようになりました。もっと幅を広げたいです。


今回、自分の曲を予想する報告が一切無かったのでそこが悔しかったです。そもそも埋もれていたか、私の個性がまだ確立していないのか、と感じました。

自分の個性はこれから確立させていくのかな?と。今まで通りいろんな曲調に挑戦するか、1ジャンルに絞って極めるか。こちらも、今後の課題になりそうです。



無色透名祭2、特に印象に残った5曲紹介


無色曲を巡回して、特に印象的だった5曲を紹介します。

私がGUMIとユキをボーカルに使用しているため、GUMIとユキを多少贔屓しています……。ご了承ください。



2013/11/2投稿 ▶︎897 □38 □25 ❤️70

1曲通してずーっと聴き入ってしまい、あっという間の4分半でした。

サビが頭の方でCD再生形式で流れている構成に心を掴まれました。
改めて、曲のつかみは大事なんだと実感しますね。サビではありませんが、こういう構成の他ボカロ曲だと、「ハートブレイク・ヘッドライン」(40mPさん)とかが挙げられますね。

そして歌詞がとても感動的でした。「ボーカロイド」と「ボカロP」の繋がりをテーマにした1曲です。私はこの題材のボカロ曲、とてもとてもとても大好きです!!映像がない分歌詞がダイレクトに伝わってきます。これはMVなしでこのままずっと聴いていたいですね。個人的に、叙情詩を歌わせたらGUMIの右に出るものはいないと思います。彼女の少しセンチメンタルさを帯びた歌声が、曲の内容に彩りを与えてくれます。私がGUMIを好きな理由のひとつです。

正直なところ、この曲が無色透名祭2の楽曲の中で群を抜いて1番感動しました。

作者を知らない状態で聴きとても心を動かされたのでこの曲の作者発表が1番楽しみでした!この曲でつるさんを初めて知ったので、これからつるさんの楽曲を追って、今までの投稿楽曲も視聴していきたいです。



幸せを見るのよ


この曲について言いたいことは主にふたつあります。

1つ目は曲について。

開始1秒で心を掴まれました。グランドピアノの一音を鳴らしたような生っぽい音から始まり、GUMIのハミングから歌に入るという形の楽曲です。

とてもよい。最高。だいすき。あいしてる。

恐らくボーカルにGUMI whisperを使用されているのではないかと予想しました。ウィスパー音源でバラードやゆったりとしたテンポのロックないしはEDMは相性抜群なんですよね。本当に大好き。
世界観がとても素敵で、情景が浮かんできます。私の絵が上手かったら、この曲のファンアートを描きたかったと思います。雨上がりの街でストリートピアノを弾いているGUMIの絵が浮かびました。
寝る前にも朝方にもききたいので、配信されたら嬉しいです。

2つ目は作者さんについて。

youまんさんだったのはとても意外でした。私は曲調と調声とタイトルから、志茉莉寿さんの楽曲ではないかと予想していました。
サビ前の音のクレッシェンドの調声(「真白く解いた」のあたりです)が志茉莉寿さんっぽいなぁと。(ちなみに志茉莉寿さんの楽曲は期間中にたどり着けませんでした…。ネタバレ後、少しきいてみたのですがたどり着けたら一発で分かったのにという悔しさからなかなか2回目をきけずにいます。泣)

ですが改めてネタバレしてみると予想の段階で個人的な引っ掛かりはなんとなくあったように感じます。

・「黒」ではなく難しいほうの「黝」という字が使われている
・サビでnative音源に切り替わらない

個人的に引っかかっていたのはこの2点でした。

結局作者はyouまんさんだったのですが、私はGUMIがボーカルの柔らかなバラードが好きだということ、(おそらく)GUMI whisperの音源が好きであるということにも気づきました。作者予想云々は抜きにして、とても素敵な楽曲でした。お世辞抜きで期間中10回は聴いたかもしれません。




ctrl+x


初めて聴いた時衝撃を受けました。ユキの声とフューチャーベースの相性がよく、世界観を固めていて凄い曲でした。聴き入りました。
さっちゃん、ゆうちゃんと人名を出すところが曲のちょっと病んだ女の子の世界観を深めているように感じました。
私も偶然ながら丁度無色が始まる前にフューチャーベースのサンプルパックを買いました。以前からこのジャンルには興味があったのでもともと制作意欲がありました。この楽曲に出逢えたことで更に創作意欲が高まりました。私にしか出せない個性の歌愛ユキ×フューチャーベース楽曲を作りたい。




解独剤


詩の世界観がとてもよくて、初めて聴いた時、この曲は沢山の人の耳に入りそうな予感がしました。
風邪で学校を休んだ時に感じる孤独感をテーマにしているのかな、という印象です。普遍的なテーマをここまで独自の世界観に落とし込んで詩に出来るのかと目から鱗でした。
ボーカルが公式で「小学生」という設定の歌愛ユキさんなのもいいですね。

ちなみに私はユキちゃんの小学生設定を取り込んだ(であろう)楽曲も、小学生ということは置いておいてボーカルに重きを置いて制作したであろう楽曲もどちらも好きです。前者はボーカロイド初期を彷彿とさせる気がします。後者はユキの声が存分に曲のエッセンスになっているところが最高に好きです。ユキの声は本当に魅力的です。



ホン・デ・ジュ


最後はこの曲です!
無色透名祭2で投稿された楽曲の中で1番笑いました。

過去のボカロネタ曲で、これまでに笑った曲はいっぱいあります。ひょっとするとそれを超えてきたかもしれないくらいに衝撃的で、終始笑いが止まりませんでした。初見でこんなに笑える曲があるとは…。何回も繰り返し聴いています。
雑貨屋さんや家具屋さんで流れてそうなボサノバっぽい曲調に、欲望丸出しの歌詞を乗せるギャップ、そして歌詞がしっかり韻を踏んでるというところが本当に面白かったです。
わかる。そうだよな、人の金で焼肉食べたいよな。


最後に


純粋にイベントを楽しみつつ、課題の残るそんな無色透名祭でした。
この度は素敵な企画を開催していただき、本当にありがとうございました。3があれば、また参加しようと思います!!!

それから、ボカコレ冬で上手く行けば2曲出そうと思います。
GUMIで1曲、ユキで1曲。
これから制作する予定のユキ×フューチャーベースが上手くいったら2曲目を出したいですね。
ちなみにGUMIの曲は現在制作中です。

また制作に入っているので、続報?はしばらくお待ちください…
年内に投稿できるか、それか次はボカコレになりそうかもしれません!




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