千年の都を今に伝える『平安神宮』
京都府の初詣人気ランキング 1位を誇る『平安神宮』。おそらく京都で最も有名な神社のひとつでしょう。
この平安神宮ですが、平安遷都1100年を記念して明治28年(1895)に「市民の総社」として造営されました。実は新しい神社なんですね!首都が東京に移ってしまったあと、千年以上栄え続けた雅やかな京都を後世に伝えるために創建されたそうです。
平安神宮は、京都三大祭のひとつ「時代祭」が毎年10月22日に行われることでも知られています。また、谷崎潤一郎を始めとした数々の文豪が愛した桜の名所としても名高いです。
ご祭神は平安京遷都を行った第50代桓武(かんむ)天皇と平安京有終の天皇、第121代孝明(こうめい)天皇。
見どころとしては
■日本最大級の「大鳥居」
昭和天皇御大礼の記念事業として建設され、国の文化財にも指定されています。
■朱色の社殿が美しい「大極殿」
平安京の正庁、朝堂院が約8分の5の規模で再現されています。境内の中心にある大極殿を筆頭に、蒼龍楼、白虎楼など平安時代の建築技術の粋を感じられる重要文化財が並んでいます。
■平安京千年の造園技術を結集させた庭園「神苑」
東・中・西・南の4つの庭からなる広大な池泉回遊式庭園。明治の有名な造園家7代目小川治兵衛の手によるもの。
平安京は「四神相応の地(しじんそうおうのち)」として造られました。 四神とは、東の「蒼龍(青龍)」、西の「白虎」、南の「朱雀」、北の「玄武」の聖獣のこと。 四神相応とは、風水において長く繁栄する地とされています。
蒼龍は八坂神社、白虎は松尾大社、朱雀は城南宮、玄武は上賀茂神社(賀茂別雷神社)を守護。その四神の中心が平安神宮です。この五社は「京都の五社」ともよばれ、「五社めぐり」は開運法のひとつで、御朱印を集める色紙もあります。
お酒の神様松尾大社には毎年行っているし、八坂神社も上賀茂神社も何度も行っています。そして夏には城南宮にお参りして四社コンプリートして、今回の平安神宮がフィナーレでした。その記念のつもりで「五社めぐり」の色紙を買ったのですが、これって、これから御朱印をもらう人のためだったのね。もう一度やれってことかな?
●Lignumリグナム
岡崎の平安神宮の近くにある焼きたてパンが食べられるベーカリーカフェ。私はモーニング&ブランチのメニューをいただいたのですが、ランチやパフェも人気のようです。
●喫茶me
岡崎にあるオムライスが名物の喫茶『me』。東京・東銀座にある『喫茶you』で修行を積んだというオムレツ職人が作るオムライスをどうぞ!
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