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さよならディナー@帝国ホテル『ラ・ブラスリー』

6月末にクローズする帝国ホテル東京の『ラ・ブラスリー』に、駆け込みで行ってきました!

帝国ホテル東京のタワー館は、1983年にホテル・オフィス・商業施設を備えた日本初の複合ビルとして開業しました。そして、2024年度から2030年度で、建て替えが予定されております。
*本館はその後、2031年度から2026年度に建て替え予定

タワー館にあった飲食店は、順次閉店したり、本館に移転したりしていまして、『ラ・ブラスリー』は6月30日(日)で幕を降ろします。

「正統の西洋料理」を追い求め続けた帝国ホテルのフレンチ。一度は行っておきたかったので、2ヶ月ほど前から予約していました。

ホテルに到着したら、お約束の本館ロビーの生花の前での記念撮影。スタッフさんが駆け寄ってきて、写真を撮ってくれます。

そしてタワー館へ。すでに地下の連絡通路は閉鎖されていて、地上から向かいます。周りのお店はもう閉店しているので、ちょっと寂しげです。

地下にある『ラ・ブラスリー』は、そこだけがパリの雰囲気。お店の前で撮影されている方が何人もいらっしゃいました。

店内はもちろん満席。平均年齢はかなり高め。驚いたのは、ビジネスマンの男性6人グループをはじめ、男性率が高いこと。はしっこの席でお一人でワインを飲まれている常連さんや、2世代のご夫婦でテーブルを囲んでいるらしき方もいらっしゃいました。

私たちは、せっかくなので『帝国ホテル伝統のフルコース』をいただきました。

  • テリーヌ・トラディション

  • 伝統のダブルビーフコンソメスープ

  • 海老と舌平目のグラタン"エリザベス女王"風

1975 (昭和50) 年、イギリスのエリザベス女王が来日した際、帝国ホテルで開かれた午餐会へ出席されるにあたり、当時の料理長村上信夫が魚介類が好きな女王のために考案したメニューです。

  • シャリアピンステーキ

1934 (昭和9) 年、帝国ホテルに滞在したロシア人オペラ歌手 フョードル・イワノビッチ・シャリアピンのために生み出されたステーキ。玉葱に漬け込み、柔らかく仕上げたランプ肉と、ソースの代わりにたっぷりのせた玉葱のソテーが醸し出す奥深い味わいが特徴の料理です。

  • デザート~ワゴンより1種~

サービスはホテルクオリティですが、ブラスリーなので肩肘張らなくていい。そんなところも魅力なのでしょうか。

ワインが飲めないのが残念すぎますが、ノンアルコールのスパークリングワインもあったので、これでよしといたしました。

エリザベス女王が召し上がったものと同じメニューをいただけるなんて、夢のよう。受け継がれてきた歴史の重みを感じつつ、デザートまでおいしくいただきました。

さよなら、帝国ホテルタワー館!


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