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『八坂神社』と清浄歓喜団のお話

京都の神社といったら八坂神社ですよね。
「祇園さん」と呼ばれ、京都市民から親しまれています。

京都府内の神社では、初詣参拝者数は伏見稲荷大社に次いで2番目。
京都の東を守る「青龍」の宿る地にあり、全国約3千の祇園社の総本社。

創設については諸説あり、有力なのは656年に新羅国の牛頭山に座していたスサノオノミコトを、山城国に奉納したことが始まりとか。京の都に流行した疫病を鎮めたといわれ、以来、厄除けの社として信仰を集めています。

ちなみに「祇園祭」は、869年に疫病が流行った際に、八坂神社の神様に祈ったのがはじまりといわれています。

主な御祭神は
素戔嗚尊(すさのおのみこと)・・・中御座
櫛稲田姫命(くしなだひめのみこと)・・・東御座
八柱御子神(やはしらのみこがみ)・・・西御座

四条通の突き当りにあるのは「西楼門」

南楼門

石鳥居

スサノオを祀る国宝の「本殿」
現在の社殿は、1654年に徳川4代将軍の家綱が再建したもので、祇園造と呼ばれる独特な建築様式です。

「美御前社(うつくしごぜんしゃ)」
財運や美容の女神
多岐理毘売命(たぎりびめのみこと)
多岐津比売命(たぎつひめのみこと)
市杵島比売命(いちきしまひめのみこと)
を祀っています。

「美容水」と呼ばれてる湧き水
顔に2〜3滴塗って肌に付けるとご利益があるとか

オオクニヌシを祀る「大国主社」
因幡の白うさぎの石像がかわいい。

●亀屋清永

「亀屋清永(かめやきよなが)」は創業元和三年(1617年)、京都八坂神社の近くにあり、「清浄歓喜団(せいじょうかんきだん)」を製造する日本で唯一の和菓子処です。

「清浄歓喜団」は、奈良時代に伝わった唐菓子の一種で、千年前の製法で作られている和菓子の元祖です。

「清め」の意味を持つ7種類のお香を練り込んだこし餡を、米粉と小麦粉で作った生地で金袋型に包み、八葉の蓮華を表す八つの結びで閉じて、上質な胡麻油で揚げてあります。

亀屋清永では、その秘法を比叡山の阿闍梨(あじゃり)より習い、月の一日、十五日を中心に調製しています。今も天台宗、真言宗など密教寺院のお供えとして用いられるほか、歓喜天(ガネーシャ)の好物でもあるそうです。

京都市東山区祇園石段下南
電話:075-561-2181(代)
営業時間:8:30~17:00
定休日:水曜日
*京都の高島屋や伊勢丹に支店あり

https://www.kameyakiyonaga.co.jp/

●祇園喫茶カトレア

1943年頃創業の純喫茶。八坂神社の門前にあり、お店の自慢は、神社と同じ水脈から汲んだ“御神水”で一杯一杯、丁寧に抽出した珈琲。

京都市東山区祇園町北側284
電話:075-708-8670
営業時間:10:00〜22:00(日曜は10:00〜20:00)
定休日:不定休
アクセス:京阪電車 祇園四条駅より徒歩5分


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