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過去に影響されない

■自分を幸せな場所に連れて行く
近所に住む友人と蟹しゃぶ新年会をした。いろんな人がきていたので、自分が普段あまり話をしないような人ともはなせて、マンネリした人間関係に新しい風が吹くようだ。いつもどんな時も、自分に新しい気づきを与えてくれるのは人だ。世代も家族構成も異なる人たちがいろんな価値観で話をしてくれる。どんな時も楽しくご飯がたべられることはとても幸せなことだ。

年々歳を取るごとに幸せのハードルが低くなって行くような気がする。きっとそれはとてもいいことなんだと思う。なんだかよくわからない呪いのような価値観も考えも、どうでもよくなっていく。私もその他の人も、誰かのために生きていってはいけないし、やっぱりじぶんの思うようにしたらいいんだと思う。結局自分のことを幸せにできるのは究極的には自分だけなのだから。

■恐れを超えること
いま、仕事で「オリンピックまでにオフィス以外で仕事が出入る環境を整えよう」というコミッティー(委員会)に入っている。最終目的はルールのようなものを作成することなのだが、その前に社員が実際にどう思っているかを聞くというインタビューを行うことになった。管理職以外と管理職の2グループに分けて、行ったそれは、私たちが考えていたようなことよりもはるかにいろんな意見や考えが出てきた。

・上司の評価が気になる
・メンバーの管理をどのようにするのか
・自立した人材が育つのではないか
・よりフレキシビリティーの高い会社になるのではないか
・人材採用の面で優位になる
・がちがちのルールを作ることはこの会社の良さが半減する

全体的には、いい面よりも不安な点が多く出てきた。でも、管理職グループのインタビューで最後に出た意見が「最初はじめてみるときは何事も怖いけど、まずはやってみることが大事だよね。やってみたら意外とよかったね、馴染んだね、ってこともあるし」

全くその通りだ。

心地いい生活や自分の望むことはいつだって恐れを捨てた先にある。怖さを拭ってやってみたら、たいしたことなかったね、って意外と多いものだ。大人になると本当にいろんなことが怖くなる。ひどい時には石橋をたたいて挙げ句の果てには壊してしまうこともある。いつだって人が後悔することは、やった後悔ではなく、やらなかった後悔のはずなのに。

■過去に影響されない
先日、とある友人から電話がかかってきた。母親がもうすぐ帰ってくるタイミングだったので、「めんどくさいなぁ、ラインじゃダメなの?」と思いながら対応したら突然重めの相談をされた。

「仕事を辞めることにしたけど、本当にその決断が正しかったかわからない。◯◯(わたしの名前)はどうやって転職することを決めたのか? 過去には手に職をつけたくてこの仕事を選んだんだけど、収入も上がらないし、それが正しかったのかどうかもわからない。育ってきた環境が複雑だった(しあわせじゃなかった)から、それも影響しているのかもしれない」

育った環境が複雑で、それが理由で幸せじゃないと感じるというのは、その人の解釈だ。わたしだってクソみたいな父親のもとで育ったけど、そのことにわたしの人生は影響されない。人はいつでも過去に影響されず、自分で自分の人生をその時点から選択できる。別にその友人だって、大学に通わせてもらって教育は充分に受けさせてもらっている。虐待されて、学校にも通えなかった、というわけではない。

一度いいと思って選択した仕事を10年以上やってどうしようかなどと悩むなんて、その時その選択をした自分に対してあまりにも失礼だ。別に悪い選択をしたわけじゃないんだし。自分の過去を否定しちゃったらかわいそうだよ。

アドラー的に言ってしまうと、何か進めない理由があってその言い訳に不安や過去を口にしているんだろう。彼女は死ぬまでこじらせたままかもしれない。過去に影響されない、ということを本当の意味で理解するまでは。

■あとがき
二日酔いだったけど、頑張ってnote更新しました。天気が良かったので、カメラ持ってくればよかった。



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