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秋のひとり集中力講座

6月初旬、友人宅で、

「イチゴ、好きなだけとって良いよ」

のワンダーランドからはや4ヶ月。

まだ冷凍庫にはイチゴがあって、
ジャムを作っていた9月の下旬、
別の友人から、

「栗、好きなだけとって良いよ」

の連絡。再びのワンダーランド♡

早朝の栗拾い

栗の木は、友人の畑のすぐ隣。
早朝から畑作業をすると言うので、
私もその時間にお邪魔した。

早朝ゆえ、お互い作業着&すっぴん。
とにかく彼女は忙しい人だから、
挨拶もそこそこに、
それぞれの作業に没頭する。

秋晴れの早朝、
鳥の声を聞きながら、
栗拾いをしているシチュエーションだけで、
ひとりでニヤニヤしてしまった。

小振りだけど、
虫もいなくてピカピカ

拾ってきた栗は、湯通ししてチルド保存。
少し寝かせてから、取り出してくる。

子どもの頃、机の引き出しに入っていた
お気に入りの文具とか雑貨を
時々眺めるように、
意味もなくチルドケースを開けてみたり、
心待ちにしていたのだ。

秋にしか出来ない特別な時間が始まる。

時間と手間をかける作業は
他にもあるけど、プラス集中力が必要。

渋皮煮を作る時は、特に!!

外の鬼皮だけを剥いて、
内側の皮に傷をつけないように、
細心の注意をする。
集中力が切れると、
指を怪我するリスクも高い。

ひとつ、ひとつ

一歩、一歩

この作業が出来るうちは、
私の集中力はまだ大丈夫だ。

鬼皮を剥いた栗は、
重曹を入れて煮た後、きれいに洗う

を、なんと計3回繰り返す。

1回目



また、ひとつひとつ確認しながら
きれいに洗う。
ゴシゴシしたら皮が破れるから、
力加減も調整しながら

集中力を切らしたら、
破れる栗が増えていく…

茹でては、ひとつひとつ洗うたびに、
色んな模様が浮かび上がって、
個性が出てくる。

これがちょっとした楽しみです。

あと少し。

砂糖を入れて煮詰める

艶々な、立派な渋皮煮になりました。


こんなに、
何度も何度も
ひとつひとつを
丁寧に作業しなきゃいけないものって、
他にあるのかな?

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秋の集中力講座
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