抗菌化学療法認定薬剤師の試験に合格するための勉強方法


以下の前提で解説していきます。
・抗菌化学療法認定薬剤師の試験を受けようとしている人
・ICT・ASTに従事している、もしくは、ある程度抗菌薬の勉強をした人(基礎的なことから勉強する場合は時間がかかります)

〜勉強すること〜
・学会の講習会の資料をマスターする
・テキストは丸暗記
・足りないところはメインの三冊で補足

公式HPの記載は以下

試験問題
出題問題数は50題。
出題範囲は特に定めないが、抗菌化学療法に関する領域から広く出題する。抗菌化学療法認定薬剤師テキスト、抗菌薬TDMガイドライン、抗菌化学療法認定薬剤師講習会の内容など。
抗菌化学療法認定薬剤師テキスト~薬剤師が知っておきたい感染症と抗菌化学療法~(2010年10月18日発刊)
抗菌薬TDMガイドライン改訂版(2016年6月発刊)


・学会の講習会の資料をマスターする
抗菌薬適正使用生涯教育セミナーの内容は出題されますし、内容は実践的なので、明日の業務にも役立ちます。講習会の内容はすぐにマスターしておきましょう。講習会の直後に復習するのが効果的。

・テキストは丸暗記
抗菌化学療法認定薬剤師テキスト、抗菌薬TDMガイドライン改訂版
ここからも出題されます。必ず購入し、内容は丸暗記しておきましょう。
またTDMガイドラインは、小児や腎不全患者の数字も出題されるので覚えておく。本当に丸暗記が必要。表も何も見ずにかけるくらいにしておくこと。実務においてもすぐに役立ちますので、やる価値あり。

・足りないところはメインの三冊で補足
テキストを読んだけど、もう少し知識を深めたい場合はこの三冊(画像をクリックするとAmazonに飛びます。Amazonアソシエイト)
・JAID/JSC感染症治療ガイド2019

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疾患の概要は基本的な治療方法や記載されている。薬剤師として必携の一冊


・感染症プラチナマニュアル
ガイドラインには記載されていない最新の知見が載っていて、わかりやすい。細菌に関してもわかりやすく解説がされている。エビデンスも記載されている。


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・サンフォード
サンフォード派の方はどうぞ。私は国産が好きなので、サンフォード派の医師とディスカッションするとき以外は使用しません。

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・勉強時間の確保(余裕を持って60時間)

勉強時間は抗菌化学療法認定薬剤師テキストの丸暗記に30時間、TDMガイドラインの丸暗記に10時間、講習会の資料の復習+知識深掘りのための調べ物に10時間、その他の補足に10時間。合計60時間あれば余裕を持って合格できるのではないでしょうか。
薬剤師は忙しいので二ヶ月の日程を取っておけば、月30×2ヶ月でマスターできるでしょう。月30時間は1日1時間の勉強。もしくは、土日に各3時間程度になります。普段より勉強されている方は、もっと短時間でできるかもしれません。人生ではイレギュラーなことは必ずおきますので、余裕を持って勉強していきましょう。
最後に、合格を目指す方、応援しています!

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