見出し画像

毒母と末っ子の関係②

母との思いでについて、前回で出産の時の話に触れたので出産時の思い出を語らせていただこうと思います。

私は第一子を妊娠し出産にあたり、里帰り出産を選びました。もちろん初めての出産、育児になるので不安だったことは言うまでもありませんでしたが、住まいが関東なので出産の費用が高すぎることから里帰りにもろもろの諸経費がかかったとしても地元で産めば個室にしたとしても出産一時金を差し引いて2万円程をプラスで支払う程度なので里帰り出産にしました。

仕事はそのころ契約社員でしたが、色々ありすぎて契約更新していただけず、臨月に会社から「契約更新しません」と事実上の契約社員切り、クビを通告されました。

その1週間後に最悪のメンタルで地元へ帰る飛行機に乗りました。

それから私の実家ストレスが始まりました。

空港まで迎えに来た母は大きなお腹になった末っ子の姿を初めて見たにも関わらず、「移動中大変だったね」とか身体の心配をするでもなく突然父の愚痴が始まりました。もう下らなくて内容すら覚えていませんが車中では実家につくまでの40分間ほぼエンドレスで父の愚痴と近くに住んでいる姉の愚痴が続きました。

前途多難だな・・・と思い、ストレスからかお腹の張りまで感じてきました。

そこから娘が産まれて1か月検診を受けて飛行機に乗るまでの約3か月は地獄の実家暮らしでした。

まずは母の父への不満でした。父は昔からヘビースモーカーでそのころは電子タバコも無かったので葉タバコを家のリビングでガンガン吸っていました。そんな父に母は何度も辞めるように言ったり、父が自分で辞めると言っては辞められずということを繰り返しているのを傍で見て裏切られた気持ちになり、タバコストレスは人の3倍、そしてもう諦めるということを知らない。そりゃ私もタバコを過去に吸っていて、葉タバコの臭さも知っているし近くで食後に吸われてずっと我慢して生活を共にしてきた母からすればイライラがどこかでふわっとなくなるわけはなく、私の想像を超えてくるストレスだったんだろうとは理解できます。

しかし、今は妊婦の娘が帰ってきたという母の人生にとってもそうない機会。イライラしたとしてもそれを娘にぶつけるのはどう考えてもおかしい。

昔から父や姉の愚痴に付き合ってきてあげた私に甘えているのだと思いますが、私自身も感じる父のタバコのストレスも気にしないようにしていたのに母の愚痴を聞くうちに父へのストレスも倍増していきました。

ある日、母は父へのいら立ちがマックスになり、ガラケーを床に投げつけたことがありました。そこに父はいません。すぐ目の前にいた私がなだめて収めた記憶があります。

本人にそこまでイライラが頂点に達しているところは見せられないのです。恐らく逆切れされるのが怖いのだと思います。

少し記憶がおぼろげなのですが、その後私の精神は不安定になり、何かをきっかけに父と喧嘩し「クソおやじ!!!!」と捨て台詞を吐いて2階の自室へドスドスと階段を上がっていったことがありました。それからは旦那さんへ電話をして「もうヤダ~!!帰りたい~!」と大泣きした記憶があります。

このように産前の本来であれば穏やかに過ごせるであろうマタニティライフは、一人の時間が一番気が楽、というなぜ実家に帰ってきたのかわけわからん状態で過ごしていました。


もちろん今第二子を授かった場合は絶対に何があろうとも里帰りなんてしませんよ。

産前はこれ以外にも記憶の片隅にあることが色々ありすぎますが、次回の投稿で産後の出来事をお話ししたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?