ブラックと言われる教員の仕事
はじめに
わたしが、教員がブラックと言われる理由である
業務内容は以下の通りだと思う。
①授業以外の校務分掌
③保護者対応
④やらなくてもいいがやった方がいいことが多い
①授業以外の校務分掌
一般の方が教員の仕事で思い浮かぶのは、授業をすることだと思う。
しかし、授業にかけられる時間はほんの少しだ。ほとんどの先生はそれ以外の仕事に追われている。
例えば…
私は特活主任だったのでそれの話をする。
・委員会活動の内容決め
・全校集会の提案書作り
・学習発表会の提案書作り
・人権集会の提案書作り
など、行事があるたびに提案書を作り、終わったら先生方に反省を書いてもらい、来年度へ引き継ぎを作る。
本当に時間がだいぶかかるのだ。
提案書はなぜいるのか。
職員会で先生たちに周知するためだ。
職員会は月1回ほどある。
そして、そのたびに10ページほどの提案書をかかなければならない。
しかも、職員会までに企画に出し、修正し…を繰り返す。
つまり、常にこれに追われているのだ。
経験年数が多い先生ほど、校務分掌も多い。責任が重い。
だから、経験年数が多い先生ほど、授業準備をしている先生は少ない。
これでいいのか。
大切なのは子どもたちに力を入れることではないのだろうか…
そう思いながら、やらざるを得ない。
②子どもへの配慮すべきことが多い
発達障害が認知され始めた今、クラスには約3割ほど発達障害の可能性がある子がいるという。
教員はその子一人一人に配慮した授業や、生活環境を整えてあげる必要がある。
また、それ以外にもアレルギーを持つ子がいたり、家庭環境の配慮が必要な子…
様々な子がいる。
そんな子たちが居心地いい学級にするためには様々な配慮が必要である。
それをたった1人の担任でしなければならない。
③保護者対応
保護者の方にも配慮は必要だ。
例えば、書道の時間に子どもが体操服を墨汁で汚したとする。
保護者の方がそれを見てどう思うのか。
・あら、汚しちゃったのねしょうがないわ!
と思う方もいれば
・なんで汚れてるの?もしかして、汚されたんじゃないの?
と思う方もいるかもしれない。
それは受け取り方が保護者の方で違うのだ。
教員は、後者のパターンになり、学校へ連絡がくるのを恐れている。
だから、そうなる前に何か子どもに小さな変化があれば
電話連絡で保護者の方に知らせるのだ。
それがどんなに小さなことでも、保護者の方が誤解して事が大きくなった方が、嫌だからだ。
そのために放課後は、大体保護者連絡からはじまる。1時間かかる日もある。
④やらなくてもいいがやった方がいいことが多い
教員はやらなくてもいいがやった方がいい仕事に溢れている。
例えば、放課後。
机のいすが出ていたり、揃っていなかったりする。
別にやらなくても問題はない。
が、やった方が子どもたちが気持ちよいのでやる。
ノートの点検の時のコメント。
別に書かなくてもいいが、あったほうが子どもたちの頑張りを認められるのではないかと考え、ノートにコメント入れをする。(1時間)
漢字の小テスト
別に業者の学期末のテストでもいいのだが、日々どれだけ力がついてるのか、確認したいため自分で作成して実施、採点する。
などなど…まだまだあるのだ。
考えれば考えるほどやった方がいいが出てくる。
どうすれば、ブラック業務から抜け出せるか
やらない仕事を決める。
やりたい仕事を諦める。
これしかない。
罪悪感で、なかなか決めれないから
教員のブラック業務は続くのだ。
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