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戻らない幸せ檸檬を聴く

その日はテレワークだったけれど兄にストレス、母にストレスを感じまくった日だった。


兄にストレス母にストレス

先日も兄が家に早めに来たり、私のよく使うお皿を勝手に使ったりしていてストレスとつぶやいたりしていた。


母は自分が言い出したことなのに
今日はなんで兄が来るの?
から始まった。足が痛い痛いが強くなり、訪問の理学療法士さんからも
そのことを言われていた。


一度整形外科へ行ってみたらと。


午後3時から始まる病院にもう10時過ぎには行くからとLINEが入る。


えっもう出るの!!
昼までは落ち着いて仕事も出来るし、休憩もやっとリビングで過ごせると思っていたのに。


訪問の理学療法士が来る日は私は昼休みにリビングに出にくい。
ちょうど11時50分から1時間なので昼休みは終わる。



テレワークが週2くる訪問日が重なるとちょっとストレスは感じていた。



キッチンと自室の狭い空間でほぼ1日過ごすことになる。


今日もまた誰かやってくるのか。兄だ。

母のお腹がゆるくなり


今年に入ってから母はもう1段階体が老衰へと近づいてきているなと思うことが多くなった。



日中もよく寝てるし、
(本人は寝てないと言い張るが。)
昼も夜も夜中もテレビをつけっぱなしでガーガーしている。

お腹が便秘とゆるいのが交互にやってきて、紙ナプキンを小さなものから大きめなものにしておいてね。


いつも少し汚す、いっぱいの時もある。


いつそうなるのかわからないからと
紙オムツも促してはみている。
それは抵抗があるのでしょう、はきたがらない。


私の体調も万全ではないし、むしろ各所の痛みと仕事でヘトヘトしていることが多い。


協力して欲しい。



兄の前でこのことを湯気を立てながら母に話す。


結局、またトイレが怖くなり、整形外科へは行かないと言い出す。


兄が予約の順番も取ってきてりしているのに。

兄が帰り、檸檬を聴く。

ああ、言い過ぎたかもしれない。
こんなことでストレスを感じすぎたのかもしれない。



いつもせっかく母と一緒に暮らしているのにやさしくなれない自分を少し責める。

いつこの騒がしい、落ち着かない、
穏やかに過ごせない生活も終わりがすぐに来るかもしれない。


地震も多いし、どちらかが体を悪くするかもしれない。


米津玄師さんの檸檬を聴く。


これを聴くと母がいつか亡くなった時にこの歌を聴いて泣いている自分を想像する。

今もこれを聴くと涙が出そう。

夢ならばどれほど良かったでしょう。から始まり、
戻らない幸せがあることを。
最後にあなたが教えてくれた

檸檬の歌詞より


このあたりの歌詞からぐっと深みにはまっていく。


この歌は米津玄師さんの祖父が亡くなった時に制作されたとなにかで読んだことがある。

それも関係しているかもしれない。

子育てもちょっと育てにくかった息子の時も

介護のちょっと気むづかしい母のことも

いつか思い出に変わっていく。


今は大変ではあるけどそれは
戻らない幸せであること。

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