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timotimo
子猫
20年前の梅雨、まっ白な子猫が我が家にやってきた
兄妹の中で母猫に一番愛されていたのが、決め手となった
他の兄妹も平等に母猫の愛情をもらってほしかったからだ
離乳したという連絡をもらい、小雨まじりの中、意気揚々と迎えに行った
母猫に見つからないよう早くと、飼い主の方に促され、急いでカバンに子猫をいれた
家路に向かう途中、子猫は鳴きながら何度もカバンから出ようとした
母猫を探してずっと鳴いていた
かわいそうなことしたな
そんな思い出が残っている
それから半年後
偶然母猫と病院で再会したら、お互い忘れていて、思わず笑ってしまった
もしかしたら、忘れたフリをしてくれたのかな
子猫は「たま」という家族になった
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