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『転身の一路』を読んで

みなさん、こんにちは。

今回は、曽祖父の著書『転身の一路』(照峰馨山 著)について書いてみました。

自分にしか書けない文章を書こうと思い「前略 ひーじいちゃん」という書き出しで、手紙風に書くことにしました。拙い文章かもしれませんが、お付き合いいただけますと幸いです。

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前略 ひーじいちゃん

はじめて手紙を書きます。ひ孫の直伸です。

あらためて書くことでもないけど、僕はひーじいちゃんに会ったことがないし、これから会うこともできません。

だからこの手紙は届くことのない手紙です。

それでも、手紙を書きたくなりました。
この間、ひーじいちゃんの書いた本『転身の一路』を読んだからです。超ニッチ(わかる人が少ないって意味)で全然万人ウケする本じゃないけど、僕には響きました。

ひーじいちゃんのこと、本を読む前は何も知りませんでした。でも読み終わるころには、僕の中にひーじいちゃんが誕生していました。だから、ひーじいちゃんベイビーにこの手紙を送ります。

本の内容をひ孫なりに解釈すると

最愛の幼子を立て続けに亡くした父親の姿
・そこから立ち直ろうと藻掻く禅坊主の姿
・それを周りから支えていた人々の姿

を描いていたエッセイ集かなと思います。

登場人物は誰もご存命ではないし、100年くらい前のことだけど、僕が生まれ育った景色の上に、ひーじいちゃんの見ていた景色が重なりました。

ひーじいちゃんの経験は、言葉で表すことのできないものばかりだったと思います。

それでも、こうして文章にして遺してくれたことに、ひ孫は今、とても感謝しています。

んで、『転身の一路』を読んで、ひーじいちゃんに宣誓したいことが3つできました。(こっから方言使ってくで。)

まず1つ目

①つないでくれた命を大切にする

よぉ言われることかもしれんけど、命のバトンを強く感じとるよ。時間はめっちゃ過ぎたけど、ひーじいちゃんの遺してくれた言葉をしっかり受け止めとる。命のバトンも握りしめとる。

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