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【7日間ブックカバーチャレンジの続き30日間】

2020年5月、Facebook上でのリレーでバトンをもらった『』。その続きを勝手に30日間やってみました。
投稿時は毎日投稿するだけでしたが、実は並行して行っていた映画チャレンジと連動させていて、最後に種明かしをしたら驚かれました。最下部に載せています。

番外編1『ダライ・ラマ 子どもと語る』

ドイツの子どもたちの質問に率直に答えるダライ・ラマの言葉の一つひとつが、今の状況にぴったりと寄り添います。

番外編2『偉大なワンドゥードルさいごの一匹』

ジュリー・アンドリュースの童話。昭和53年発売のこの本は絶版になっていますが、2008年に訳者を変えて復刊したそうです。
当時は気がつかなかったけれど、この本の訳は岩谷時子さんでした。

番外編3『イエスという男』

友人からの薦めでしたが、宗教的な知識に乏しい私にとっては、なかなか読みにくい本でした。そして読み終わったときには、田川氏の姿勢に感銘を受け、面白かったと思っている自分がいました。

番外編4『手紙』

東野圭吾作品が好きでまあまあ読んでいますが、この本は特に深く心に残っています。吉原光夫さん主演の舞台化もとても良かったので、また劇場で観たい観たい。そのためにもStay Home

番外編5『スター・レッド』

初めてマンガのご紹介。大好きなモー様(萩尾望都さん)の本を、少しずつ文庫版で揃えています。どれも最初に読んだのは貸本屋さんだったんですよ。時代ですね。
火星をテーマにしたこの作品は、特に壮大なロマンを感じ、とにかく圧倒されます。白黒でも色が見える漫画家さん。

番外編6『家族八景』

かなり昔に夢中になって読んだ筒井康隆作品のなかでも一番のお気に入り。人間の嫌な部分を見せつけられても、それを超える満足感があると思います。

番外編7『戦火のなかの子どもたち』

いわさきちひろ美術館には何度も何度も足を運んでいますが、強く心に残っているのはこの本や『わたしがちいさかったときに』の原画。
お気に入りの絵本もたくさんあるのに、子どもたちの瞳に「目を逸らさないで」と訴えかけられて、忘れるわけにはいかなくなるのです。
平和や、安心安全を守るとは何ぞやと、今朝の雨にも問いかけられている心地です。

番外編8『ストーリー・セラー』

有川浩さんの紡ぎ出すロマンチックやセンチメンタル、選ばれた言葉たちにいつも心を掴まれてしまいます。砂糖を7杯入れたコクのある温かいココア(甘々が癖になります)。
この本では夫婦愛が描かれていますが、根底には当たり前の生活への愛と感謝があります。

番外編9『モンテ・クリスト伯』

要約された『巌窟王』は子どものころ読んでいましたが、2013年の舞台化をきっかけに手に入れました。7巻ありますが、面白さに惹き込まれてあっという間に読み終わった感じです。復讐劇というイメージが強くありましたが、正義と愛について考えさせられる魅力的な作品です。

番外編10『だれも知らない小さな国』

子どものころ夢中になったコロポックルシリーズを、大人になってから読みかえしてみました。
純粋な想いを思い出したい方にお勧めです。挿絵も大好き。

番外編11『木下順二・民話の世界』

中学時代、山本安英さんが演じた“夕鶴”のカセットテープを部活の顧問からいただいて、何度も何度も繰り返し聞きました。何度も何度も声に出して読みました。
この本は山本安英さん没後に出版されたものです。人が死を迎えても、心に残っているものは変わらないこと、想いは生き続けるんだということを感じる本です。

番外編12『風が強く吹いている』

三浦しをんさんが好きなんですが、並べてみたら文庫番号にところどころ抜けがあり、私は完璧主義ではないなーと再認識しました。
文庫化が待ちきれなかったのは『舟を編む』

番外編13『ちいさなあなたへ』

この本と出逢ったとき、しずかにしずかに涙があふれてきました。
母からわたしへ向けられた想いであり、わたしから娘に向けた想いでもある。慈しみにあふれた絵本です。

番外編14『君たちはどう生きるか』

数年前のブームのときに、漫画と小説を読みました。
知らずにいた自分を無学と卑下するより、いま知ったことを喜びにしよう。今更ながら、も楽しいのです(もうね、驚くほど知らないことだらけ)。

番外編15『ガラスの仮面』

花とゆめ創刊号から連載で読んでいたので、コミックとして手に入れたのは大人になってから。一度手放し、再び文庫版で保有しています。
花とゆめは他に、スケバン刑事やはみだしっ子、ぼくの地球を守って、動物のお医者さんなどなど、大好きな作品でいっぱいでした。
写真はカルタ。家族で遊ぶと、お嫁さんと私が二強です。

番外編16『夜は、待っている。』

糸井重里さんの言葉は、心のなかにザワザワが残ることが多いです。この本は、表紙カバーの紙も特徴がありますので、見かけたら手に取ってもらいたいなーと思います。
本の前にいるのは糸井重里さんの愛犬ブイヨンのフィギュア。

番外編17『万葉のうた』

万葉のうた46首それぞれに大島弓子さんの絵が配されている、まるで写真集のような本。
絵本以外は何でもすぐに手放してしまう私にしては珍しく、長いあいだ一緒にいます。
一番好きな漫画家さんです。(あー、大矢ちきさんも別格です)

番外編18『東京バンドワゴン』

家族のあたたかさと、事件(?)の面白さと、語りの妙に惹かれて、シリーズで読んでいます。
「映像化するとしたら、この役はこの人で…」と考える遊びにもピッタリな作品。テレビ化されたときは、同じ遊びをした人がいるんだなと思いました。

番外編19『ぶらんこ乗り』

昨日再読したら、以前読んだときよりもかなり心に沁みました。“伝える”ことの難しさ、切なさ、素晴らしさ、尊さ。。。
いしいしんじさんの他の本も読んでみたいです。

番外編20『ロボット・イン・ザ・ガーデン』

大好きなシリーズの1作目。苦手な人も割といるみたいですが、私はこういう心の通い合いみたいな話が好きです。表紙も好み!
「英国版ドラえもん」とも言われてるみたい(かなり違うと思いますけど)。
劇団四季が新作オリジナルミュージカルにすることを発表しています。楽しみ! ←観ました

番外編21『車のいろは空のいろ』

青い想定の本も持っていましたが、いま手元にあるのはこちら。
谷山浩子さんの『ねこの森には帰れない』も大好きでした。この世界観といったら!!!

番外編22『七十二候美味禮讃』

たまに友人に連れていってもらう六本木「さだ吉」の三浦さんの御本。いつも美味しさに驚かされるお店でしたが、閉店されてとても寂しいです。

番外編23『つきのオペラ』

40年くらい前、絵を描かれたジャクリーヌ・デュエムさんが来日された際にサインしていただきました。私にとって初めてのサイン本です。
星の王子様の訳で知られる内藤濯さんが訳されています。

番外編24『言葉の風景』

季節の移ろいにあわせた写真と言葉が詰まった本。子育て真っ最中だった30代の私が、静かに立ち止まる時間が欲しくて買いました。
映画を観たり小説を読んだりする時間は取れなくても、見開きの頁に向かえば。ほら。

番外編25『龍宮』

不思議な出来事を日常に馴染ませるのが得意な川上弘美さん。得意というより、彼女にとってはこれが自然なのかもしれません。この短編集は傑作揃いだと思います。
ファンになった最初のころは文庫化が待ちきれなかったんですね私。

番外編26『回転ドアは、順番に』

大好きな大好きな穂村弘さん(ほむほむ)と、これまた大好きな東直子さんの往復書簡(?)。メールで短歌を付け合った二人のやりとりは、もう全てキラッキラ。キラッキラです。

番外編27『火星に住むつもりかい?』

ここで描かれている理不尽な“ 平和警察”を、作ってはいけないと強く思いました。
伊坂幸太郎さんの作品は、どれも独特のキャラ設定とストーリー展開でいつも驚かされます。どんなに分厚くても一気に読んでしまう。読書メーターを確認したら13冊読んでいましたが、手元に残していない作家さんでした。

番外編28『あるかしら書店』

絵も好きですが、何より発想に惚れ込んでいるヨシタケシンスケさんの作品の中でも特にお気に入りです。
どれか本当に出来ないかなぁ。

番外編29『Micho's Northern Dreams ラブ・ストーリー』

星野道夫さんの写真と言葉は美しいだけでなく、この世の果てしない広がりを感じさせてくれます。自然を崇敬しながらも最も近しいものとして惹かれる想い。その強さに圧倒されます。
恐ろしさも哀しさも全てのみこんで、星野さんの魂はアラスカの地で永遠に生き続けているのでしょう。

番外編30『活版印刷三日月堂 海からの手紙』

川越にある古びた活版印刷所「三日月堂」。店主の弓子とそこに集う人々の心温まるエピソードがつづられています。
小路幸也さんの『東京バンドワゴン』が好きな人は気にいるかも。キャラクターの強さはありませんが。
川越の書店には山積みになっていますが、他でも人気が出ても良い本だと思います。

映画とブックの連動

映画のテーマで映画を見つける→キーワードを拾う→家にある本からお似合いを探す

と、こんなことをしていましたので、人様にお勧めするというよりは、自分がめいっぱい遊ぶことがメインの一ヶ月でした。映画と本探しを手伝ってくれた娘と息子に感謝。
同時進行でTwitterでも別のテーマで映画やってて、どんだけこういうのが好きなんでしょ。。。

↓が私の脳内でございましたー!

1日目: お気に入りの映画『バーフバリ』→インド→仏教→『ダライ・ラマ子どもと語る』
2日目: 一番好きな映画『メリー・ポピンズ』→ジュリーアンドリュース→『偉大なワンドゥードル最後の一匹』
3日目: お気に入りのコメディ『天使にラブ・ソングを』→教会→『イエスという男』
4日目: 好きなドラマ『最強のふたり』→文通→『手紙』東野圭吾
5日目: お気に入りのアクション『レッド・クリフ』→レッド→『スター・レッド』萩尾望都
6日目: お気に入りのホラー『キャリー』→超能力→『家族八景』筒井康隆
7日目: お気に入りのアニメ『火垂るの墓』→戦争→『戦火のなかの子どもたち』いわさきちひろ
8日目: お気に入りのスリラー『ミザリー』→小説家→『ストーリーセラー』有川浩
9日目: 好きなミュージカル『レ・ミゼラブル』→フランス→『モンテ・クリスト伯』
10日目: 好きな外国映画『ロード・オブ・ザ・リング』→小さな種族→『だれも知らない小さな国』
11日目: 好きな子供の映画『ペイフォワード』→恩→『夕鶴』
12日目: 好きなラブストーリー『風と共に去りぬ』→風→『風が強く吹いている』三浦しをん
13日目: 女性が好きな映画『マンマ・ミーア』→母娘→『ちいさなあなたへ』
14日目: お気に入りのドキュメンタリー『小さな哲学者たち』→哲学→『君たちはどう生きるか』
15日目: 好きな芝居の脚色『ハムレット』→舞台→『ガラスの仮面』
16日目: お気に入りの脚本『アラジン』→アラビアンナイト→夜→『夜は、待っている』
17日目: 気に入らない脚色『千年の恋』→古典→『万葉集』大島弓子
18日目: やめられない楽しみな映画『サウンド・オブ・ミュージック』→家族→『東京バンドワゴン』
19日目: 号泣した映画『グレーテスト・ショーマン』→サーカス→空中ブランコ→『ぶらんこ乗り』
20日目: 好きな女優の映画『フォロミー』→イギリス→『ロボット・イン・ザ・ガーデン』
21日目: 好きな俳優の映画『バックトゥーザ・フューチャー』→デロリアン→車→『車のいろは空のいろ』
22日目: ここで暮らしたい映画『かもめ食堂』→食事→『七十二候美味禮讃』
23日目: あなたにインスピレーションを与える映画『Tommy』→ロックオペラ→『つきのオペラ』
24日目: お気に入りのサウンドトラックの映画『マイフェアレディ』→言語学→『言葉の風景』
25日目: 最も美しい景色のある映画『ナルニア国物語』→異世界→『龍宮』川上弘美
26日目: 好きだと言うのが恥ずかしい映画『マルコビッチの穴』→順番→『回転ドアは、順番に』穂村弘・東直子
27日目: あなたの好きな悪役と映画『スゥイニートッド』→理髪店→『火星に住むつもりかい?』伊坂幸太郎
28日目: あなたの好きなヒーローと映画『美女と野獣』→本→『あるかしら書店』ヨシタケシンスケ
29日目: 初めて見た映画『小さな恋のメロディ』→恋愛→『ラブ・ストーリー』星野道夫
30日目: 最後に見た映画『Fukushima 50』→海→『活版印刷三日月堂〜海からの手紙』

おしまい

最後までお読みいただきありがとうございます。