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とにかくかっこよい『ジュリアン・オピー展』

先日、渋谷のスクランブルスクエアに寄った際に、ジュリアン・オピーの作品を見つけて「おおっ!」となった。

2019年の『ジュリアン・オピー展』のことをご紹介しよう。

生き生きした点と線

お気に入りのホラノコウスケさんのレポを見て、心惹かれていた『ジュリアン・オピー 展』。実際に観てみて、やはり大好きなものだったと納得。どんな感じかというと、こんな感じ。


すごく大きいのもある。分かるように、人も入れてみた。
大きくても威圧感はなく、あくまでもスタイリッシュ。

線と点で描かれているのに、なぜこんなに個性を感じるのか。ここまでシンプルにしても、人間というものは個を表す情報を身につけているということなのか。

例えば服装。例えば髪型。例えば色。例えば身幅。例えば首の角度。

私は私の先入観によって、シンプルな線と点からいろいろなことを読み取っていく。人は“分かったような気になる”のが楽しいのだな。かくして正解は分からないまま、頭の中で生き生きと形づく作品と会話していく。

理由なく見惚れるカッコよさ

と、まあ、書き連ねてみたが、ただ見つめるだけでワクワクする作品であるのは間違いない。

とにかくカッコいいのだ。

「わぁーーーーー、かっけぇーーーーー」

と心の中で叫ぶ。

撮影可の有り難さに溺れると、ついついファインダー越しの作品鑑賞になる。いかんいかん。

空間と配置と

作品をそばで見られることも楽しいが、私は美術館やギャラリーという空間そのものが好きだ。
作品の選択や配置により、知識のない私でも世界観をたっぷり感じることができる。

行って良かったと心から思える展示だった。

また、この幸せを味わいたいものである。

ジュリアン・オピー Julian Opie

●2019年7月10日〜9月23日
●東京オペラシティ アートギャラリー
●開館時間:11:00〜19:00(金土〜20:00)
●休館日:月(祝日の場合は翌平日)、8月4日(全館休館日)
●一般 1200円 / 大学・高校生 800円 / 中学生以下無料

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