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エンジニアを18年やっててよかったこと

エンジニア18年やって、「エンジニアでよかった」と思ったことは…ないかもしれない
出落ちはなはだしいですが、浮かばなかったのですよ。
この職種がどうしてもやりたくて、この職種しか知らなくて、社会人歴 = エンジニア。そんな私がエンジニア"で"よかったと思うには比較対象がなさすぎる。
エンジニアだったからよかったのか、他の職種を選んでいても体験していたのかわからないのですよ。

自己紹介

18年ほどエンジニアをやってます。
今は、開発のお手伝いをする(エンジニアリングパートナー)受託会社で働いています。
いくつかの会社で働いた結果、受託の会社好きだなと、そういう会社を選んでます。
言語はJava -> COBOL -> Ruby
ある程度制約あった中でどう落とし所つけるか考えるのが好きなので保守開発が割と好きです。
大事なことは全部保守で教えてもらいました。

趣味でもProcessingでグラフィック作りを楽しんでます。
ただただコードかくのが好きですがエンジニアリングマネージャー(EM)もよくやってます。

どうやってなったか

高校のときシステムエンジニアになりたくて、情報系の大学に行きました。
けど在学中適正検査では向いてないとしかでないもののインターンに行って現場見て、体力的には不安だけどやっぱりやりたくなりました。
情報系の大学出たのもあって、エンジニアとして採用はしてもらえて(今より新卒一括採用してたから、なるだけはなりやすい時代だったと思う。続けるのが難しいところは変わりないけど)
そうしたら大変だったけど(適正がないのはそういうことかと思うこともあった)それでもありがたいことに18年仕事がある状態でいられてます。

きっかけ

エンジニアになりたいと思ったきっかけは「ものづくり」が好きでそれを仕事にしたかったから。
世の中で自分の作ったものが存在してる、今日も誰かの生活を陰ながら支えてるかもしれないと思うとわくわくする。いろんな「もの」があるなか「システム」は知らないことがいっぱいありそうで、できることもいっぱいありそうに思えました。
そんな憧れからはじまって今では、実現するためのロジックを考えたり、ふわっとしたアイディアから始まったものを実際のサービスにまで作り込んでいく充実感。問題を解決するとスカッとする爽快感が楽しくて続けています。

よかったと思うこと

好きな「ジャンル」ではなく「行動」を「仕事」にするとハッピーが増えるとどこかで聞いたことがあるけれど、まさにそのとおりだと思います。
好きなことを仕事にするのは朝から晩まで楽しいことしかないわけじゃなくて、好きだから辛いこともあるけど、楽しく思えることが仕事の中に散らばってると続けていけるエネルギーにもなる。

働く場所の柔軟さも大きい。エンジニアという職種も広いけれどものによってはネットワークとPCあればわりとどこででも仕事ができるので、この不測の事態の中でも困らずに仕事できたのはよかった。
(まぁslackやGitHubなどが止まったらそれはそれで仕事にならないのですが)

この仕事してなかったら出会えなかっただろうなって面白素敵な人達だったり
プライベートで何かのサービス使うときにあの人が作ってるやつだな〜と中の人の顔が浮かんだり、自分が携わったものを生活の中で使ったり
完璧なシステムはなくて、何かしら問題は起こることあるなってシステム不具合見ても気が長くなったし
一人では作りきれない大きなものを各分野のスペシャリストと協力して作り上げる経験とかすごく貴重だった
そして共著で商業出版なんてこともさせて本屋で自分の名前の入った本と対面できた

この一瞬のために仕事してきたんだみたいな劇的な出来事はないけど、挙げていくときりのない小さなよかったこと。それらは私が仕事してきてよかったなと思うことではあるけど、もしかしたらエンジニアをやってたから体験できたことかもしれない。
だからエンジニアでよかったとは言えないけど、エンジニアをやっててよかったとは言えます。

もちろんこれは私がエンジニアをやりたかったからなだけなので、誰かに「エンジニアいいよ!」「エンジニアなろうよ!」とすすめる気はまったくありません。向いてない中好きだけでやる苦しみもめいいっぱい味わったので、そんな気軽に誘えません。だけどもし何か作るのが好きなら、エンジニアという選択肢なかなかおもしろいとは言えます。
そして同じようにエンジニアという仕事が好きでやっていてよかったなと思ってる人がいたらいつかどこかで一緒にお仕事できたらいいなと思います!

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